【3月17日の市況】日経平均大幅続伸で2万6千円台回復、三井松島HD 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は、以下のような材料で3指数とも大幅続伸となりました。

  • ロシアとウクライナの停戦に向けた対話進展への期待
  • 中国政府による景気対策への期待
  • FOMCで0.25%の利上げが決定され、2022年中の7回利上げ想定が示された

特にこれまで大きく売られていた中国関連やハイテク関連が大幅高となりました。

NYダウ34,063.10+518.76 (+1.55%)
NASDAQ13,436.55+487.93 (+3.77%)
S&P5004,357.86+95.41 (+2.24%)
SOX指数3,340.06+159.83 (+5.03%)
NYダウ続伸518ドル高 FOMC後に乱高下 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=張間正義】16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比518ドル76セント(1.5%)高の3万4063ドル10セントで終えた。ウクライナとロシアの停戦交渉や中国政府による景気刺激策への期待が強まり、景気敏感株を中心に買いが優勢だった。午後2時に米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開...
米、ゼロ金利解除 0.25%利上げ22年は7回想定 - 日本経済新聞
【ワシントン=大越匡洋】米連邦準備理事会(FRB)は16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0~0.25%から0.25~0.50%に引き上げると決めた。新型コロナウイルス危機への対応として始めたゼロ金利を2年ぶりに解除する。ロシアのウクライナ侵攻で不確実性...

経済指標

2月 小売売上高

2月の小売売上高は前月比0.3%増となり、市場予想を少し下回りました。

2月の米小売売上高、0.3%増に鈍化 物価高の影響も - 日本経済新聞
【ワシントン=長沼亜紀】米商務省が16日発表した2月の小売売上高(季節調整済み)は6581億ドル(約78兆円)で、前月から0.3%増えた。急増した前月(4.9%)の反動で伸びは鈍化した。ガソリン価格の上昇など物価高で消費者が支出に慎重になりつつあるとの見方もある。2月の伸び率はダウ・ジョーンズまとめの市場予測(0.4%...

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は、主要な指数すべてが大幅続伸となりました。

日経平均は昨晩の米国市場の大幅高の流れを引き継いで2万6千円台を回復してスタートし、午前10時前には26702円まで上昇する場面がありました。

  • FOMCで米国の利上げが決まって、とりあえず安心感が出た → 全体にプラス
  • ドル円が118円台後半まで円安に進んできた → 輸出関連にプラス
  • 中国政府による景気対策への期待 → 中国関連にプラス

日経平均は4日間の続伸で1490円上昇しました。

また、主要な指数がすべて25日移動平均線を超えてきました。

今日はマザーズ指数が700ポイントを回復してきたのぉ。

日経平均26,652.89+890.88 (+3.46%)
TOPIX1,899.01+45.76 (+2.47%)
JPX日経40017,107.73+439.26 (+2.64%)
JASDAQ平均3,576.96+42.35 (+1.20%)
マザーズ指数714.24+32.19 (+4.72%)
日経平均4日続伸、終値890円高の2万6652円 - 日本経済新聞
17日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に4日続伸し、前日比890円88銭(3.46%)高の2万6652円89銭で終えた。節目の2万6000円台を回復し、3月1日以来およそ2週間ぶりの高値となった。ロシアとウクライナの停戦交渉に対する進展観測や、米金融政策を巡る過度な警戒感の後退で買い安心感が広がった。幅広い銘柄に買い...

経済指標

1月 機械受注

今日の取引時間開始前には1月の機械受注の発表があり、前月比2.0%減と市場予想よりは良い結果となりました。

1月の機械受注、5カ月ぶり減少 電気機械などの反動減で - 日本経済新聞
内閣府が17日発表した1月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比2.0%減の8996億円だった。減少は5カ月ぶり。民間予測(QUICKまとめ、中央値は2.2%減)に比べると減少幅は小さかった。製造業で前月に増加した電気機械や非鉄金属の反動減などが影響...

個別材料

三井松島HD 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高

石炭などの三井松島ホールディングス<1518>は、3月16日に2022年3月期の通期の業績予想の上方修正を発表しました。

純利益は従来予想では40億円の黒字としていましたが、今回48億円の黒字へと改めました。(前期は30億3500万円の赤字)

これを受け今日の三井松島HDの株価は大幅高となりました。

三井松島HD<1518>2,209+305 (+16.02%)
三井松島HD、通期の純利益予想を上方修正 40億円から48億円に - 日本経済新聞
三井松島ホールディングスは16日、2022年3月期の最終損益が48億円の黒字(前期は30億3500万円の赤字)になる見通しだと発表した。従来予想の40億円の黒字から上方修正した。営業利益は前期比4.2倍の82億円(従来予想は前期比3.6倍の70億円)、経常利益は同2.8倍の84億円(従来予想は同2.3倍の70億円)と、...

はるやまHD 通期の業績予想の下方修正を発表し株価大幅安

紳士服のはるやまホールディングス<7416>は、3月16日に2022年3月期の通期の業績予想の下方修正を発表しました。

純利益は従来予想では1億円の黒字としていましたが、今回59億円の赤字へと改めました。(前期は48億8000万円の赤字)

これを受け今日のはるやまHDの株価は大幅安となりました。

はるやまHD<7416>524-34 (-6.09%)
はるやまHDが一転最終赤字、スーツ低迷 22年3月期 - 日本経済新聞
はるやまホールディングスは16日、2022年3月期の連結最終損益が59億円の赤字(前期は48億円の赤字)になる見通しと発表した。従来予想で1億円の黒字回復を見込んでいたが、2期連続の赤字になる。新型コロナウイルス禍で低価格のスーツなどを投入したものの「第6波」が響く。未定だった配当はゼロ(前期は15円50銭)とする。無...

JR東日本 東北新幹線脱線による業績への影響懸念で株価下落

昨晩発生した地震で東北新幹線が脱線しましたが、橋脚などが損傷しているとのことで全面的な運転再開には相当の時間がかかる見込みとのことです。

これによる業績への影響を懸念して、今日のJR東日本<9020>の株価は下落しました。

JR東日本<9020>6,854-126 (-1.81%)
東北新幹線脱線、影響長期化も 宮城・福島で震度6強 - 日本経済新聞
宮城県登米市や福島県相馬市などで16日深夜に震度6強を観測した地震は4人が死亡し、少なくとも計107人がけがをした。東北新幹線の列車が脱線し、17日の始発から一部運転を見合わせた。影響は長期化する可能性がある。高速道路などでも被害が出ている。岸田文雄首相は17日の参院予算委員会で、救命救助に全力で取り組むことなどを指示...

明日に向けての注目点

米国

今晩米国では以下のような指標の発表があります。

  • 前週分の新規失業保険申請件数
  • 2月 住宅着工件数
  • 3月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
  • 2月 鉱工業生産

国内

明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。

  • 2月 全国消費者物価指数(CPI)

また、昼頃には日銀金融政策決定会合の結果発表があります。

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