こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は、3指数とも大幅反発となりました。
ロシア軍の一部が演習を終えてウクライナ国境付近から撤収するとの発表を受け、幅広い銘柄が買い直されました。
NYダウ | 34,988.84 | +422.67 (+1.22%) |
NASDAQ | 14,139.75 | +348.83 (+2.53%) |
S&P500 | 4,471.07 | +69.40 (+1.58%) |
SOX指数 | 3,554.45 | +184.25 (+5.47%) |
経済指標
1月 卸売物価指数(PPI)
1月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比9.7%の上昇となり、市場予想を上回りました。
2月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
2月のニューヨーク連銀製造業景気指数は前月比3.8ポイント上昇の3.1となり、市場予想を下回りました。
決算発表(夕)
エアビーアンドビー<ABNB>
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な指数すべてが反発しました。
日経平均は昨晩の欧米市場の大幅高の流れを引き継いで高く始まり、その後高値圏での横ばいとなりました。
- WTI原油先物が92ドル台まで低下してきた → 鉱業・石油にマイナス、ゴム・海運・空運にプラス
- 昨晩のNASDAQやSOX指数が大幅に上昇 → 半導体関連にプラス
- 米10年債利回り2.0%台まで上昇してきた → 保険・銀行にプラス
原油が下がってくれたのはありがたいですね。
日経平均 | 27,460.40 | +595.21 (+2.22%) |
TOPIX | 1,946.63 | +31.93 (+1.67%) |
JPX日経400 | 17,534.84 | +304.48 (+1.77%) |
JASDAQ平均 | 3,610.08 | +13.95 (+0.39%) |
マザーズ指数 | 734.68 | +8.23 (+1.13%) |
経済指標
中国の1月 消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)
午前の取引時間中には中国の1月の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)の発表がありました。
消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.9%の上昇となり、市場予想を下回りました。
生産者物価指数(PPI)は前年同月比9.1%の上昇となり、市場予想を下回りました。
個別材料
ブリヂストン 2500万株の自社株買いを発表し株価大幅高
タイヤのブリヂストン<5108>は、2月15日に2021年12月期の連結決算を発表しました。
純利益は3940億3700万円の黒字となりました。(前期は233億100万円の赤字)
期末配当は従来予想どおりの85円とのことです。(年間では前期比60円の増配)
併せて2022年12月期の通期の業績予想を部分的に発表。
純利益は前期比28.9%減になりそうだとのことです。
配当予想は年間で170円としています。(前期と同額)
また、2500万株(3.5%)・1000億円を上限とする自社株買いを発表。
取得期間は2月17日~12月13日としています。
これを受け今日のブリヂストンの株価は大幅高となりました。
ブリヂストン<5108> | 5,263 | +362 (+7.39%) |
アサヒGHD 生産・物流拠点の再編計画が好感されたようで株価大幅高
ビールなどのアサヒグループホールディングス<2502>は、2月15日に2021年12月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比65.4%増となりました。
期末配当は従来予想どおりの55円としています。(年間では前期比3円の増配)
併せて2022年12月期の通期の業績予想を発表。
純利益は前期比4.6%減になりそうだとのことです。
配当予想は年間で111円としています。(前期比2円の増配)
また、生産・物流拠点の再編計画も発表し、アサヒビールの神奈川工場、四国工場の操業を2023年1月で終了するとのことです。
これを受け今日のアサヒGHDの株価は大幅高となりました。
アサヒGDH<2502> | 5,112 | +239 (+4.90%) |
明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 1月 小売売上高
- 1月 鉱工業生産
- FOMC議事要旨(1/25,26分)
また、以下のような決算発表があります。
- ショッピファイ<SHOP>
- アプライド・マテリアルズ<AMAT>
- シスコシステムズ<CSCO>
- エヌビディア<NVDA> ← 要チェック
国内
1月 訪日外国人客数
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 1月 貿易統計(通関ベース)
- 12月 機械受注