こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
先週末の米国市場
概要
2月10日(木)
2月10日(木)の米国市場は、3指数とも大幅反落となりました。
この日発表された1月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことや、FRB高官がタカ派発言をしたことで、金融引き締めが早まるとの警戒感から売りが膨らみました。
NYダウ | 35,241.59 | -526.47 (-1.47%) |
NASDAQ | 14,185.64 | -304.73 (-2.10%) |
S&P500 | 4,504.08 | -83.10 (-1.81%) |
SOX指数 | 3,536.10 | -117.62 (-3.22%) |
2月11日(金)
2月11日(金)の米国市場は、3指数とも大幅続落となりました。
ウクライナ情勢がさらに緊迫化したことを受け、WTI原油先物が94ドル台まで上昇。
エネルギー関連株は買われましたが、それ以外はほぼ全面安となりました。
NYダウ | 34,738.06 | -503.53 (-1.43%) |
NASDAQ | 13,791.15 | -394.48 (-2.78%) |
S&P500 | 4,418.64 | -85.44 (-1.90%) |
SOX指数 | 3,365.25 | -170.86 (-4.83%) |
経済指標(2月10日)
前週分の新規失業保険申請件数
前週分の新規失業保険申請件数は22万3000件となり、市場予想よりも良い結果となりました。
1月 消費者物価指数(CPI)
1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.5%の上昇となり、市場予想を上回りました。
経済指標(2月11日)
2月 ミシガン大学消費者態度指数
2月のミシガン大学消費者態度指数は前月比5.5ポイント低下の61.7となり、市場予想を下回りました。
決算発表(2月10日)
コカコーラ<KO>
ツイッター<TWTR>
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な指数すべてが下落しました。
日経平均は先週末に米国市場が2日連続で大幅安となった流れを引き継いで大きく下げて始まり、午前中は2万7千円を割り込む場面もありましたが、午後は少し持ち直して2万7千円台でのもみ合いとなりました。
今日は前引け段階でTOPIXの下げ率が2.02%となり、日銀のETF買いが701億円入りました。
- WTI原油先物が94ドル台まで上昇してきた → 鉱業・石油関連にプラス
ウクライナ情勢が動いたらもう一段下もありそうで難しい局面です。
日経平均 | 27,079.59 | -616.49 (-2.23%) |
TOPIX | 1,930.65 | -31.96 (-1.63%) |
JPX日経400 | 17,377.89 | -286.12 (-1.62%) |
JASDAQ平均 | 3,639.43 | -35.77 (-0.97%) |
マザーズ指数 | 740.13 | -35.16 (-4.54%) |
個別材料
富士石油 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高
石油精製の富士石油<5017>は、2月10日に2021年4~12月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比27.7%増となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比49.5%減としていましたが、今回17.3%減へと改めました。
これを受け今日の富士石油の株価は大幅高となりました。
富士石油<5017> | 281 | +32 (+12.85%) |
ヒノキヤG ヤマダHDから株式交換で完全子会社化されることになり株価大幅高
家電量販店のヤマダホールディングス<9831>は、傘下のヒノキヤグループ<1413>を株式交換により完全子会社化すると2月10日に発表しました。
ヒノキヤGの1株に対してヤマダHDの6.2株を割り当てるとのことです。
これを受け今日のヒノキヤGの株価は大幅高となりました。
ヒノキヤG<1413> | 2,396 | +270 (+12.70%) |
ヤマダHD<9831> | 405 | +2 (+0.50%) |
ゲオHD 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高
リユースやレンタルのゲオホールディングス<2681>は、2月10日に2021年4~12月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比4.2倍となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では20億円の黒字としていましたが、今回40億円の黒字へと改めました。(前期は7億5200万円の赤字)
これを受け今日のゲオHDの株価は大幅高となり、昨年来高値をつけました。
ゲオHD<2681> | 1,370 | +167 (+13.88%) |
決算発表
今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。
キリンHD
ビールなどのキリンHD<2503>は、2月14日に2021年12月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比16.9%減となりました。
(ミャンマー事業撤退の減損を計上したため下振れ着地)
期末配当は従来予想どおりの65円とのことです。(年間では前期と同額)
併せて2022年12月期の業績予想を発表。
純利益は前期比91.5%増になりそうだとのことです。
配当予想は年間で65円としています。(前期と同額)
また、3000万株(3.6%)・500億円を上限とする自社株買いを発表。
取得期間は2月15日~2023年2月14日としています。
明日に向けての注目点
国内
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 4Q GDP
取引時間終了後には以下のような決算発表があります。
- アサヒ<2502>
- ブリヂストン<5108>
- ユニ・チャーム<8113>