こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
先週末の米国市場
概要
先週末の米国市場は、3指数とも反落となりました。
以下のような材料から投資家心理が悪化し、年末も近いことから利の乗った高PERなハイテク株を中心に売りが出ました。
- 世界各地でオミクロン株の感染者が確認されている
- 11月の雇用統計(下に記載)が強弱入り混じる結果だった
- 米国市場での上場を廃止することになった中国の滴滴出行<DIDI>が大幅安
10年債利回りが1.3%台に下がってきたのにハイテク株が売られるという普段と逆の動きになりました。
NYダウ | 34,580.08 | -59.71 (-0.17%) |
NASDAQ | 15,085.47 | -295.84 (-1.92%) |
S&P500 | 4,538.43 | -38.67 (-0.84%) |
ディディ・グローバル<DIDI> | 6.07 | -1.73 (-22.18%) |
経済指標
11月 雇用統計
11月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比21万人増となり、市場予想を大幅に下回りました。
しかし、失業率は4.2%と市場予想よりも良い結果となりました。
11月 ISM非製造業景況指数
11月のISM非製造業景況指数は前月比2.4ポイント上昇の69.1となり、市場予想を上回りました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な指数すべてが反落となりました。
先週末に米国でNASDAQが大幅安となったことを受け、日本市場でもハイテク株を中心に売りが出ました。
日経平均は寄り付きはプラスで始まり、その直後に一気に335円安まで下げ、そこからじわじわ下げ幅を縮めていきました。
出資先中国企業の株価が下げ止まらないソフトバンクG<9984>は今日も大幅安となって、この1銘柄で日経平均を96円も押し下げ、3月の高値(10695円)から半値になってしまいました。
マザーズ指数ももうすぐ1000ポイントを割ってしまいそうじゃ。
IPOラッシュ前の換金売りらしいのじゃが本当じゃろうか?
日経平均 | 27,927.37 | -102.20 (-0.36%) |
TOPIX | 1,947.54 | -10.32 (-0.53%) |
JPX日経400 | 17,582.35 | -86.35 (-0.49%) |
JASDAQ平均 | 3,851.31 | -17.97 (-0.46%) |
マザーズ指数 | 1,008.97 | -39.81 (-3.80%) |
ソフトバンクG<9984> | 5,103 | -456 (-8.20%) |
個別材料
ウチダエスコ 内田洋行からTOBされることになり株価ストップ高
オフィス家具の内田洋行<8057>は、ICTサービスの子会社ウチダエスコ<4699>にTOBを実施すると12月3日に発表しました。
このTOBで完全子会社化を目指すとのことです。
TOB価格は4130円、期間は今日~2022年1月24日としています。
これを受け今日のウチダエスコの株価はストップ高となりました。
TOBする側の内田洋行の株価も大幅高となりました。
このウチダエスコの完全子会社化がそれだけメリットが大きいということでしょうか。
ウチダエスコ<4699> | 2,660 | +500 (+23.15%) |
内田洋行<8057> | 5,200 | +570 (+12.31%) |
マネックスG 週末のビットコイン急落を受け株価大幅安
ビットコインの価格が12月4日に一時20%超急落する場面がありました。
これを受け暗号資産交換所を持つマネックスGの今日の株価は大幅安となりました。
マネックスG<8698> | 798 | -65 (-7.53%) |
JINSHD 11月の月次が好調で株価大幅高
眼鏡店のジンズホールディングス<3046>は12月3日に11月の月次売上高を発表しました。
既存店売上高は前年同月比4.0%増となり、2カ月連続で前年を上回りました。
これを受け今日のJINSHDの株価は大幅高となりました。
JINSHD<3046> | 6,600 | +240 (+3.77%) |
明日に向けての注目点
国内
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 10月 毎月勤労統計
- 10月 全世帯家計調査