【11月2日の市況】日経平均反落、TDK 通期の業績予想を上方修正して株価大幅高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は、3指数とも続伸となりました。

好調な企業業績に加え、この日発表された10月のISM製造業景況指数(下に記載)が市場予想を上回ったことで買いが入りました。

NYダウ、NASDAQ、S&P500の3指数とも過去最高値を更新しました。

また、SOX指数も過去最高値を更新しました。

個別では電気自動車のテスラ<TSLA>の株価が爆上げしました。

NYダウ35,913.84+94.28 (+0.26%)
NASDAQ15,595.91+97.52 (+0.63%)
S&P5004,613.67+8.29 (+0.18%)
SOX指数3,506.28 +55.01 (1.59%) 
テスラ<TSLA>1,208.59+94.59 (8.49%)
NYダウ94ドル高、最高値更新 企業の好業績を好感 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=戸部実華】1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前週末比94ドル28セント(0.3%)高の3万5913ドル84セントで終えた。ダウ平均を含む主要3株価指数は連日で過去最高値を更新した。前週までに市場予想を上回る米企業決算の発表が相次いだ。米景気や企業業績に対する楽観が広がり、株買いを...
イーロン・マスク氏の資産、バフェット氏の3倍に増加-テスラ株上昇
電気自動車(EV)メーカー、米テスラの最近の株価急騰で共同創業者イーロン・マスク氏の個人資産は、著名投資家ウォーレン・バフェット氏の資産の3倍強に上り、新たな節目に達した。

経済指標

10月 ISM製造業景況指数

10月のISM製造業景況指数は前月比0.3ポイント低下の60.8となり、市場予想を上回りました。

米製造業景況感、10月は60.8 供給制約続く - 日本経済新聞
【ワシントン=長沼亜紀】米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した10月の米製造業景況感指数は60.8と前月から0.3ポイント低下した。3カ月ぶりの低下だが下げ幅は小さく、良好な景況感が持続した。ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(60.3程度)も上回った。産業分野別では、16産業が景気拡大を示し、縮小したのは木...

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は、まちまちの動きとなりました。

日経平均は昨日700円を超える上げだったこともあり今日は下げてスタートし、その後もみ合いとなりました。

日本市場は明日お休みですし、米国ではFOMCも控えていますので動きづらかったようです。

日経平均29,520.90-126.18 (-0.43%)
TOPIX2,031.67-13.05 (-0.64%)
JPX日経40018,295.96-127.96 (-0.69%)
JASDAQ平均4,003.02+4.27 (+0.11%)
マザーズ指数1,138.58+7.49 (+0.66%)
日経平均反落、終値126円安の2万9520円 - 日本経済新聞
2日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前日に比べ126円18銭(0.43%)安の2万9520円90銭で終えた。日本時間4日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えている。公表後の株価変動リスクを避けるために持ち高を調整する売りが出た。前日に日経平均が700円超上げていたことも戻り売りを促...

個別材料

TDK 通期の業績予想を上方修正して株価大幅高

電子部品のTDK<6762>は、11月1日に2021年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比61.6%増となりました。

中間配当は従来予想の95円から100円へと5円増額されました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比26.0%増としていましたが、今回38.6%増へと改めました。

また、期末配当は従来予想の32円から36円へと4円増額しています。(10月1日に1対3の株式分割しています)

これを受け今日のTDKの株価は大幅高となりました。

TDK<6762>4,485+360 (+8.73%)
TDKの21年4~9月期、純利益61.6%増 通期予想を上方修正 - 日本経済新聞
TDKが1日発表した2021年4~9月期の連結決算で、純利益は前年同期比61.6%増の682億2800万円となった。2022年3月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比38.6%増の1100億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは1066億8300万円だった。TDKは磁気を応用した電子材...

政府が入国待機期間を3日へ短縮検討との報道で旅行関連の株価が大幅高

新型コロナの影響で止まっている外国人の入国について、ビジネス目的などについては認めていく方向で政府が検討を開始したとの報道がありました。

短期ビジネス目的の場合は入国後の待機期間を最短3日にするとのことです。

これを受け今日は旅行関連銘柄の株価が大幅高となりました。

H.I.S.<9603>2,600+165 (+6.78%)
エアトリ<6191>4,145+245 (+6.28%)
旅工房<6548>1,340+73 (+5.76%)
ベルトラ<7048>714+35 (+5.15%)
KNTCT<9726>1,747+84 (+5.05%)
新規入国、水際対策を緩和 ビジネス目的なら待機3日に - 日本経済新聞
政府は新型コロナウイルスの水際対策を緩和する検討に入った。原則停止していた外国人の新規入国に関し、ビジネス目的の短期滞在や留学生、技能実習生を対象に認める。受け入れ企業や団体による入国者の行動管理を条件とする。【正式発表】短期ビジネス目的の入国者についてはワクチンを接種済みなら入国後の待機を最短3日間に短縮する。現在は...

京セラ 通期の業績予想を上方修正して株価大幅高

電子部品などの京セラ<6971>は、11月1日に2021年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比2.1倍となりました。

未定としていた中間配当は90円とのことです。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比25.3%増としていましたが、今回54.1%増へと改めました。

また、未定としていた期末配当予想も90円としています。(年間では前期比50円の増配)

これを受け今日の京セラの株価は大幅高となりました。

京セラ<6971>7,151+362 (+5.33%)
京セラの21年4~9月期、純利益2.1倍 通期予想を上方修正 - 日本経済新聞
京セラが1日発表した2021年4~9月期の連結決算(国際会計基準)で、純利益は前年同期比2.1倍の732億1900万円となった。2022年3月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比54.1%増の1390億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは1289億1800万円だった。京セラはセラミッ...

日立造船 第2四半期までの決算で赤字が拡大して株価大幅安

環境・プラントの日立造船<7004>は、11月1日に2021年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は30億6100万円の赤字となりました。(前年同期は19億8300万円の赤字)

通期の業績予想は据え置きとのことです。

これを受け今日の日立造船の株価は大幅安となりました。

日立造船<7004>845-60 (-6.63%)
日立造の21年4~9月期、最終損益が30億6100万円の赤字 通期予想据え置き - 日本経済新聞
日立造船が1日発表した2021年4~9月期の連結決算で、最終損益は30億6100万円の赤字となった。前年同期は19億8300万円の赤字だった。2022年3月期通期の純利益予想は据え置いた。純利益は前期比17.4%増の50億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは77億3300万円だった。日立造はプ...

決算発表

今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。

日本製鉄

鉄鋼の日本製鉄<5401>は、11月2日に2021年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は2987億2700万円の黒字となりました。(前年同期は1911億6400万円の赤字)

中間配当は従来予想の55円から70円へと15円増額されました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では3700億円の黒字としていましたが、今回5200億円の黒字へと改めました。(前期は324億3200万円の赤字)

日本製鉄の今期、最終益5200億円に上方修正 中間配は過去最高の70円 - 日本経済新聞
日本製鉄(5401)は2日、2022年3月期(今期)の連結最終損益(国際会計基準)が5200億円の黒字(前期は324億円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想していた3700億円の黒字から大幅に上方修正した。新型コロナウイルス禍からの経済活動の回復で、鋼材需要が堅調な状況が続く。売上高にあたる売上収益は前期比39%増...

ヤマハ

楽器などのヤマハ<7951>は、11月2日に2021年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比3倍となりました。

中間配当は従来予想どおりの33円とのことです。

併せて通期の業績予想の下方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比54.0%増としていましたが、今回29.6%増へと改めました。

ヤマハの21年4~9月期、純利益3倍 通期予想を下方修正 - 日本経済新聞
ヤマハが2日発表した2021年4~9月期の連結決算(国際会計基準)で、純利益は前年同期比3倍の214億3400万円となった。2022年3月期通期の純利益予想は引き下げた。純利益は前期比29.6%増の345億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは448億5400万円だった。ヤマハは世界的にも高い知...

コニカミノルタ

複合機などのコニカミノルタ<4902>は、11月2日に2021年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は43億1600万円の赤字となりました。(前年同期は222億4900万円の赤字)

中間配当は従来予想どおりの15円とのことです。

併せて通期の業績予想の下方修正を発表。

純利益は従来予想では190億円の黒字としていましたが、今回15億円の黒字へと改めました。(前期は152億1100万円の赤字)

コニカミノルの21年4~9月期、最終損益が43億1600万円の赤字 通期予想を下方修正 - 日本経済新聞
コニカミノルタが2日発表した2021年4~9月期の連結決算(国際会計基準)で、最終損益は43億1600万円の赤字となった。前年同期は222億4900万円の赤字だった。2022年3月期通期の純利益予想は引き下げた。最終損益は15億円の黒字(前期は152億1100万円の赤字)を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコ...

明日に向けての注目点

米国

今晩米国では以下のような決算発表があります。

  • ファイザー<PFE>
  • アムジェン<AMGN>
  • リフト<LYFT>
  • Tモバイル<TMUS>

明日(11月3日(水))の晩には米国でFOMCの結果発表があります。

また、以下のような指標の発表があります。

  • 10月 ADP雇用統計
  • 10月 ISM非製造業景況指数

以下のような決算発表もあります。

  • クアルコム<QCOM>

国内

明日の日本市場は休場(文化の日)です。


明後日(11月4日(木))の取引時間中には以下のような決算発表があります。

  • ヤマダHD<9831>
  • 川崎汽船<9107>
  • 日本郵船<9101>
  • トヨタ自動車<7203> ← 要チェック
  • 住友商事<8053>

取引時間終了後には以下のような決算発表があります。

  • 味の素<2802>
  • 東急不HD<3289>
  • SUMCO<3436> ← 要チェック
  • テルモ<4543>
  • 富士フイルム<4901>
  • 東海カーボン<5301>
  • 古河電工<5801>
  • ダイキン工業<6367> ← 要チェック
  • シャープ<6753>
  • 三菱自動車<7211>
  • ニコン<7731>
  • リコー<7752>
  • 任天堂<7974> ← 要チェック
  • オリックス<8591>
  • ソフトバンク<9434>
  • コナミHD<9766>
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