こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は、まちまちの動きとなりました。
NYダウは先週末に最高値を更新した反動で利益確定売りが出ました。
NYダウ | 35,101.85 | -106.66 (-0.30%) |
NASDAQ | 14,860.17 | +24.41 (+0.16%) |
S&P500 | 4,432.35 | -4.17 (-0.09%) |
経済指標
7月 雇用統計(8月6日)
7月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が94万3000件となり、市場予想を上回りました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な指数すべてが上昇しました。
日経平均は小幅なプラスで始まり、一時300円を超える上げ幅となり2万8千円台を回復する場面がありましたが、午前10時45分あたりから急速に上げ幅を縮小。
午後1時半頃には一時マイナスに転じる場面もありました。
その他の材料
- ドル円が110円台前半まで円安に進んできた → 輸出関連にプラス
- 米国の10年債利回りが1.3%台まで上昇してきた → 金融関連にプラス
- WTI原油先物が67ドル前後まで下落してきた → 石油関連にマイナス
日経平均は一度200日移動平均線の上に顔を出したのですが、すぐに押し戻されてしまいました。
日経平均 | 27,888.15 | +68.11 (+0.24%) |
TOPIX | 1,936.28 | +6.94 (+0.36%) |
JPX日経400 | 17,411.67 | +69.57 (+0.40%) |
JASDAQ平均 | 3,935.23 | +32.80 (+0.84%) |
マザーズ指数 | 1,083.22 | +18.48 (+1.74%) |
経済指標
中国の7月 消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)(8月9日)
8月9日(月)には中国の7月の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)の発表がありました。
消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.0%の上昇。
生産者物価指数(PPI)は前年同月比9.0%の上昇となりました。
6月 国際収支
今日の午前の取引時間中には6月の国際収支の発表があり、経常収支は9051億円の黒字となりました。
7月 景気ウォッチャー調査
午後の取引時間中には7月の景気ウォッチャー調査の発表がありました。
現状判断指数は前月比0.8ポイント上昇の48.4。
先行き判断指数は前月比4.0ポイント低下の48.4となりました。
個別材料
チャームケア 今期純利益2倍の業績予想を発表し株価ストップ高
老人ホームのチャーム・ケア・コーポレーション<6062>は、8月6日に2021年6月期の連結決算を発表しました。
純利益は15億3500万円の黒字となりました。(この期から連結決算となったため比較なし)
期末配当は従来予想の9円から12円へと3円増額しました。(年間では前期比5.5円の増配)
併せて2022年6月期の業績予想を発表。
純利益は前期比2倍になりそうだとのことです。
配当予想は年間で15円としています。(前期比3円の増配)
これを受け今日のチャームケアの株価はストップ高となりました。
チャームケア<6062> | 1,379 | +300 (+27.80%) |
藤コンポ 業績予想を大幅に上方修正して株価ストップ高
産業用資材の藤倉コンポジット<5121>は、今日の午後の取引時間中に2021年4~6月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比25.6倍となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比1.5%増としていましたが、今回2.1倍へと改めました。
この決算が伝わると藤コンポの株価は急上昇してストップ高となりました。
藤コンポ<5121> | 606 | +100 (+19.76%) |
ビットコインが500万円台を回復して関連株が大幅高
ビットコインがここにきて500万円台を回復してきました。
これを受け暗号資産交換所などを持つ会社の株価が大幅高となりました。
セレス<3696> | 3,250 | +268 (+8.99%) |
マネックス<8698> | 716 | +53 (+7.99%) |
REMIX<3825> | 149 | +11 (+7.97%) |
決算発表
今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。
ソフトバンクグループ
投資会社のソフトバンクグループ<9984>は、8月10日に2021年4~6月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比39%減となりました。
通期の業績予想は開示していません。
キリンHD
ビールなどのキリンホールディングス<2503>は、8月10日に2021年1~6月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比28.7%減となりました。
中間配当は従来予想どおりの32.5円とのことです。
併せて通期の業績予想の下方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比43.2%増としていましたが、今回20.2%増へと改めました。
ミャンマーの関係で214億円の減損を計上しました。
ブリヂストン
タイヤのブリヂストン<5108>は、8月10日に2021年1~6月期の連結決算を発表しました。
純利益は3523億2000万円の黒字となりました。(前年同期は220億4400万円の赤字)
中間配当は従来予想の60円から85円へと25円増額しました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では2610億円の黒字としていましたが、今回3250億円の黒字へと改めました。(前期は233億100万円の赤字)
期末配当予想は従来の70円から85円へと15円増額しています。(年間では前期比60円の増配)
明日に向けての注目点
国内
明日の取引時間中には以下のような決算発表があります。
- 横浜ゴム<5101>
取引時間終了後には以下のような決算発表があります。
- ネクソン<3659>
- 電通グループ<4324>
- 楽天グループ<4755>
- 日本郵政<6178>
- SMC<6273>
- かんぽ生命保険<7181>
- ゆうちょ銀行<7182>
- 第一生命HD<8750>
- 東急<9005>