【6月16日の市況】日経平均反落、タムラ製作所 出資先が酸化ガリウムウエハの量産に成功し株価ストップ高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は、3指数とも下落しました。

翌日にFOMCが控え様子見ムードが広がる中で、このところ堅調だったハイテク株を中心に売りが出ました。

NYダウ 34,299.33 -94.42 (-0.27%)
NASDAQ 14,072.85 -101.28 (-0.71%)
S&P500 4,246.59 -8.56 (-0.20%)
NYダウ続落、94ドル安 FOMC結果発表控えて様子見 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=岩本貴子】15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落した。前日比94ドル42セント(0.3%)安の3万4299ドル33セントで終えた。...

経済指標

5月 卸売物価指数(PPI)

5月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比6.6%の上昇となり、市場予想を上回りました。

5月の米卸売物価、前年比6.6%上昇 - 日本経済新聞
【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が15日発表した5月の卸売物価指数(最終需要向け製品およびサービス、2009年11月=100、季節調整済み)は前年同月比で6.6...

6月 ニューヨーク連銀製造業景気指数

6月のニューヨーク連銀製造業景気指数は前月比6.9ポイント低下の17.4となり、市場予想を下回りました。

NY連銀製造業景況指数、6月は17.4に低下-市場予想22.7
6月のニューヨーク連銀製造業景況指数は17.4と、前月の24.3から低下。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は22.7だった。

5月 小売売上高

5月の小売売上高は前月比1.3%の減少となり、市場予想よりも悪い結果となりました。

5月の米小売売上高1.3%減 消費、モノからサービスへ - 日本経済新聞
【ワシントン=長沼亜紀】米商務省が15日発表した5月の米小売売上高(季節調整済み)は6202億ドル(約68兆円)で前月の改定値から1.3%減少した。2月以来3カ...

5月 鉱工業生産

5月の鉱工業生産は前月比0.8%上昇の99.9となり、市場予想を上回りました。

5月の米鉱工業生産、0.8%上昇 3カ月連続プラス - 日本経済新聞
【ワシントン=長沼亜紀】米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した5月の鉱工業生産指数(2017年=100)は99.9で、前月の改定値から0.8%上昇した。3カ...

決算発表(夕)

オラクル<ORCL>

米オラクル、6-8月利益見通し予想下回る クラウド投資が重し
米ソフトウエア大手オラクルが15日発表した第4・四半期(5月31日まで)決算は、売上高と利益が市場予想を上回った一方、今四半期の利益見通しは市場予想を下回り、引...

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は、まちまちの動きとなりました。

日経平均は昨晩の米国市場の流れを引き継いで安く始まり、午後にはさらに下げ幅を拡大する場面もありました。

今日もファーストリテイリング<9983>が年初来安値をつけ、この銘柄だけで日経平均を82円押し下げました。

WTI原油先物が72ドル台まで上がってきたことを受けINPEX<1605>など石油関連が買われ、ゲームイベンド「E3 2021」が終了したことで任天堂<7974>などゲーム関連が売られました。

やはり今晩米国で行われるFOMCの結果待ちということになりました。

さて、明日はどっちに振れるでしょうか?

Nintendo Switchの新型は結局出んかったんじゃな。

日経平均 29,291.01 -150.29 (-0.51%)
TOPIX 1,975.86 +0.38 (+0.02%)
JPX日経400 17,831.21 -2.26 (-0.01%)
JASDAQ平均 3,970.23 +7.70 (+0.19%)
マザーズ指数 1,203.04 -1.59 (-0.13%)
ファーストリテイリング<9983> 81,770 -2,290 (-2.72%)
INPEX<1605> 840 +30 (+3.70%)
任天堂<7974> 63,250 -1,820 (-2.80%)
日経平均反落 終値150円安の2万9291円 - 日本経済新聞
16日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前日比150円29銭(0・51%)安の2万9291円01銭で取引を終えた。前日の米株式市場でダウ工業株...

経済指標

5月 貿易統計(通関ベース)

今日の取引時間開始前には5月の貿易統計(通関ベース)の発表がありました。

輸入は前年同月比27.9%増、輸出は49.6%増、貿易収支は1871億円の赤字となりました。

新型コロナワクチンの輸入と原油高で赤字なのだそうです。

5月の輸出49%増 自動車好調で41年ぶり伸び率 - 日本経済新聞
財務省が16日発表した5月の貿易統計速報によると、輸出額は6兆2612億円で前年同月比49.6%増えた。米国や欧州向けの自動車輸出が大幅に拡大した。新型コロナウ...

4月 機械受注

4月の機械受注は前月比0.6%増となりました。

4月の機械受注0.6%増、2カ月連続の増加 - 日本経済新聞
内閣府が16日発表した4月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が8029億円となり、前月から0.6%...

個別材料

タムラ製作所 出資先が酸化ガリウムウエハの量産に成功し株価ストップ高

ノベルクリスタルテクノロジーという会社が、次世代半導体の材料となる酸化ガリウムウエハの量産に世界で初めて成功したとの報道が、6月15日にありました。

これを受けこの会社に出資しているタムラ製作所<6768>の今日の株価はストップ高となり、年初来高値をつけました。

他にもこの会社に出資しているAGC<5201>などの株価が軒並み大幅高となりました。

酸化ガリウム半導体は電力変換効率に優れており、大きな電流を扱うパワー半導体などの分野では特に期待されているようです。

タムラ製作所<6768> 701 +100 (+16.64%)
AGC<5201> 5,000 +175 (+3.63%)
佐鳥電機<7420> 830 +25 (+3.11%)
新電元<6844> 4,910 +135 (+2.83%)
トレックスセミ<6616> 2,482 +230 (+10.21%)
タムラ製作所---ストップ高買い気配、出資先が酸化ガリウムウエハー量産に成功
*13:04JST タムラ製作所---ストップ高買い気配、出資先が酸化ガリウムウエハー量産に成功タムラ製作所はストップ高買い気配。前日の後場から急上昇する展開に...

ザッパラス 今期営業利益が29.9%減の業績予想を発表し株価大幅安

モバイル向け占いコンテンツのザッパラス<3770>は、6月15日に2021年4月期の連結決算を発表しました。

純利益は2億8600万円の黒字となりました。(前期は2億2700万円の赤字)

未定となっていた期末配当は7円とのことです。(年間では前期比7円の増配)

2022年4月期の業績予想については売上高と営業利益のみ発表。

営業利益は前期比29.9%減になりそうだとのことです。

配当予想は未定としています。

約3割の減益予想が嫌気されたのか、今日のザッパラスの株価は大幅安となりました。

ザッパラス<3770> 525 -63 (-10.71%)
ザッパラスの21年4月期、最終損益は2億8600万円の黒字 - 日本経済新聞
ザッパラスが15日発表した2021年4月期の連結決算で、最終損益は2億8600万円の黒字となった。前期は2億2700万円の赤字だった。2022年4月期の純利益予...

白銅 株主優待の導入を発表し株価大幅高

金属商社の白銅<7637>は、プレミアム優待倶楽部という株主優待の導入を6月15日に発表しました。

9月末時点で300株以上の株式を持つ株主に対して保有株数に応じてポイントを贈呈し、このポイントを使ってプレミアム優待倶楽部で商品と交換できるとのことです。

これを受け今日の白銅の株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。

白銅<7637> 2,050 +170 (+9.04%)
白銅、株主優待を導入し、300株保有時の配当+優待利回りが4.8%と高水準に!「プレミアム優待倶楽部」のポイントを保有株数に応じて3000~5万ポイント贈呈
金属の専門商社である白銅(7637)が「プレミアム優待倶楽部」の株主優待を導入することを、2021年6月15日の15時に発表した。白銅の株主優待は、毎年9月末時...

明日に向けての注目点

米国

今晩米国ではFOMCの結果発表があります。

また、以下のような指標の発表があります。

  • 5月 住宅着工件数

国内

今日の取引時間終了後には以下のような指標の発表がありました。

5月 訪日外国人客数

5月の訪日外国人客数は2019年5月比で99.6%減となりました。

5月訪日外国人は1万人、19年比99.6%減
日本政府観光局(JNTO)が16日発表した5月の訪日外国人客数は1万人(推計)だった。新型コロナウイルス感染による影響が出る前の2019年同月比では99.6%減...

中国の5月 小売売上高、鉱工業生産

中国の5月の小売売上高、鉱工業生産の発表がありました。

小売売上高は前年同月比12.4%増となり、市場予想を下回りました。

鉱工業生産は前年同月比8.8%増となり、市場予想を下回りました。

中国5月の鉱工業生産・小売売上高、予想下回る 固定資産投資も減速
中国国家統計局が16日発表した5月の鉱工業生産は前年同月比8.8%増加し、4月の9.8%増から伸びが鈍化した。ロイターがまとめたアナリスト予想9.0%を下回った...
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