こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は、まちまちの動きとなりました。
10年債利回りが1.4%台で落ち着いていることなどから、引き続きハイテク株に買いが入りました。
NASDAQとS&P500は過去最高値を更新しました。
NYダウ | 34,393.75 | -85.85 (-0.25%) |
NASDAQ | 14,174.14 | +104.72 (+0.74%) |
S&P500 | 4,255.15 | +7.71 (+0.18%) |

今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な指数すべてが続伸となりました。
昨晩の米国市場でNASDAQが久しぶりに過去最高値をつけたことを受け、日本市場でも半導体関連株などを中心に買いが入りました。

ドル円が110円台へと円安に進んできたこともプラスに働いたようです。
日経平均 | 29,441.30 | +279.50 (+0.96%) |
TOPIX | 1,975.48 | +15.73 (+0.80%) |
JPX日経400 | 17,833.47 | +149.41 (+0.84%) |
JASDAQ平均 | 3,962.53 | +6.14 (+0.16%) |
マザーズ指数 | 1,204.63 | +5.91 (+0.49%) |

個別材料
フォーカスシステム 三次電池に関する特許を出願したと発表し株価ストップ高
公共向けシステム開発のフォーカスシステム<4662>は、筑波大学と共同開発している三次電池に関する特許を出願したと6月14日に発表しました。
これを受け今日のフォーカスシステムの株価はストップ高となり、年初来高値をつけました。

三次電池という言葉は今日初めて知りましたが、室温ぐらいの温度変化を電力に変換して充電できる電池なのだそうです。
フォーカスシステム<4662> | 1,050 | +150 (+16.67%) |
パーク24 業績予想を黒字から赤字へと下方修正して株価大幅安
駐車場のパーク24<4666>は、6月14日に2020年11月~2021年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は89億6000万円の赤字となりました。(前年同期は25億8900万円の赤字)
併せて通期の業績予想の下方修正を発表。
純利益は従来予想では50億円の黒字としていましたが、今回95億円の赤字へと改めました。
また5円を予定していた期末配当もゼロ円へと改めました。
この赤字の業績予想が嫌気されたのか、今日のパーク24の株価は大幅安となりました。
パーク24<4666> | 2,181 | -294 (-11.88%) |

Link-U 第3四半期までで利益が通期計画を越えてきて株価大幅高
マンガアプリなどのLink-U<4446>は、6月14日に2020年8月~2021年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は1億4000万円の黒字となりました。(今期から連結決算となったため前期との比較なし)
通期の業績予想は据え置きとのことです。
通期の純利益予想は8000万円なのですが、既にそれを超えていることなどから、今日のLink-Uの株価は大幅高となりました。
Link-U<4446> | 1,360 | +165 (+13.81%) |

東建コーポ 今期も2桁増益の業績予想を発表し株価大幅高
アパート経営などの東建コーポレーション<1766>は、6月14日に2021年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比17.1%増となりました。
期末配当は従来予想どおり220円とのことです。(年間では前期と同額)
併せて2022年4月期の業績予想を発表。
純利益は前期比13.8%増になりそうだとのことです。
配当予想は年間で250円としています。(前期比30円の増配)
今期も2桁増益であることが好感されたのか、今日の東建コーポの株価は大幅高となりました。
東建コーポ<1766> | 10,140 | +490 (+5.08%) |

明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 5月 卸売物価指数(PPI)
- 6月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
- 5月 小売売上高
- 5月 鉱工業生産
また、以下のような決算発表があります。
- オラクル<ORCL>
国内
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 5月 貿易統計(通関ベース)
- 4月 機械受注
取引時間終了後には以下のような指標の発表があります。
- 5月 訪日外国人客数