【5月10日の市況】日経平均続伸、ディーエヌエー 今期業績予想を開示せず株価大幅安など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

先週末の米国市場

概要

先週末の米国市場は、3指数とも続伸となりました。

この日発表された4月の雇用統計(下に記載)が悪かったにも関わらず株価は上昇しました。

(雇用が悪いと現在の金融緩和が長く続くことになり株式市場にメリットがあるとの考え)

NYダウとS&P500は過去最高値を更新しました。

NYダウ34,777.76+229.23 (+0.66%)
NASDAQ13,752.23+119.39 (+0.88%)
S&P5004,232.60+30.98 (+0.74%)
NYダウ続伸229ドル高 金融緩和の長期化観測強まる - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=戸部実華】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比229ドル23セント(0.7%)高の3万4777ドル76セントで終えた。3日連続で過去最高値を更新した。朝方発表の4月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回った。米景気への楽観が後退した半面、米連邦準備理事会(FRB)...

経済指標

4月 雇用統計

4月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比26万6000人増となり、市場予想を大きく下回りました。

失業率も前月比0.1ポイント悪化の6.1%となりました。

米就業者数26万人増 4月、市場予想下回る - 日本経済新聞
【ワシントン=大越匡洋】米労働省が7日発表した4月の雇用統計(速報値、季節調整済み)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月から26万6000人増えた。市場予測(100万人程度)を大きく下回り、失業率も6.1%と0.1㌽悪化した。経済回復で人手不足感がある半面、経済対策で手厚い給付を手にした人々が低...

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は、主要な指数の中ではマザーズ指数だけが下落して、その他の指数は上昇しました。

日経平均は先週末の米国市場の流れを引き継いで高く始まり、午前10時台前半には上げ幅が300円を超える場面もありましたが、午後になるとじわじわと上げ幅を縮小しました。

日経平均はやっと25日移動平均線の上に戻ってきましたね。

日経平均29,518.34+160.52 (+0.55%)
TOPIX1,952.27+19.22 (+0.99%)
JPX日経40017,599.28+166.08 (+0.95%)
JASDAQ平均3,917.50+1.93 (+0.05%)
マザーズ指数1,157.42-4.74 (-0.41%)
日経平均続伸、終値160円高の2万9518円 - 日本経済新聞
10日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前週末比160円52銭(0.55%)高の2万9518円34銭と、4月19日以来3週間ぶりに2万9500円を上回って終えた。上げ幅は320円を上回る場面もあった。前週末に公表された4月の米雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和策が長期...

個別材料

ディーエヌエー 今期業績予想を開示せず株価大幅安

スマホアプリなどのディー・エヌ・エー<2432>は、5月7日に2021年3月期の連結決算を発表しました。

純利益は256億3000万円となりました。(前期は491億6600万円の赤字)

これまで未定としていた期末配当は32円となりました。(年間では前期比12円増配)

2022年3月期の業績予想、配当予想は開示していません。

今日のディーエヌエーの株価は今期の業績予想を開示していないことが嫌気されたのか大幅安となりました。

ディーエヌエー<2432>2,100-235 (-10.06%)
ディーエヌエの21年3月期、最終損益は256億3000万円の黒字 - 日本経済新聞
ディー・エヌ・エーが7日発表した2021年3月期の連結決算(国際会計基準)で、最終損益は256億3000万円の黒字となった。前期は491億6600万円の赤字だった。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(219億8900万円)を上回った。2022年3月期の純利益予想は非開示とした。売上高にあたる売上収益や営業...

ファーストリテイリング 4月のユニクロ月次がコロナ前に戻らず株価大幅安

衣料品のファーストリテイリング<9983>は、5月7日に4月の国内既存店とECの月次売上高を発表し、前年同月比84.5%増となりました。

これは昨年4月に新型コロナの影響で店舗を臨時休業などしていた反動増で、さらに1年前の2019年4月と比較すると、まだ2割ほどの減収なのだそうです。

これを受け今日のファーストリテイリングの株価は大幅安となりました。

この1銘柄だけで日経平均を160円押し下げました。

ファーストリテイリング<9983>87,660-4,450 (-4.83%)
アパレル、「コロナ前」遠く 4月の売上高 - 日本経済新聞
3度目の緊急事態宣言がアパレル業界の回復に水を差している。ファーストリテイリングなどは7日、2021年4月の既存店売上高を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で休業が広がった前年同月比では増加したが、コロナ前の19年比では2割程度の減少となっているところが多い。ファストリの「ユニクロ」の4月の既存店は前年同月比84....
ユニクロ/4月既存店は84.5%増、昨年の反動で大幅な増収
ファーストリテイリング(2020年8月期の売上高:2兆88億円)が発表した4月の国内ユニクロ事業の売上推移速報によると、既存店(712店)とEコマースを合わせた売上高は前年同月比84.5%増、客数11

JFE 今期1300億円黒字の業績予想を発表し株価大幅高

鉄鋼のジェイエフイーホールディングス<5411>は、5月7日に2021年3月期の連結決算を発表しました。

純利益は218億6800万円の赤字となりました。(前期は1977億4400万円の黒字)

期末配当は従来予想どおり10円とのことです。(年間では前期比10円の減配)

併せて2022年3月期の業績予想を発表。

純利益は1300億円の黒字になりそうだとのことです。

配当予想は未定としています。

この黒字の業績予想が好感され今日のJFEの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。

JFE<5411>1,725+116 (+7.21%)
JFEの2022年3月期、最終損益は1300億円の黒字 予想平均上回る - 日本経済新聞
ジェイエフイーホールディングスが7日発表した2021年3月期の連結決算(国際会計基準)で、最終損益は218億6800万円の赤字となった。前期は1977億4400万円の赤字だった。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(334億6700万円の赤字)を上回った。2022年3月期の最終損益は1300億円の黒字(前期...

リコー 今期354億円黒字の業績予想を発表し株価大幅高

事務機器のリコー<7752>は、5月7日に2021年3月期の連結決算を発表しました。

純利益は327億3000万円の赤字となりました。(前期は395億4600万円の黒字)

期末配当は従来予想どおり7.5円とのことです。(年間では前期比11円の減配)

併せて2022年3月期の業績予想を発表。

純利益は354億3000万円の黒字になりそうだとのことです。

配当予想は年間で26円としています。(前期比11円の増配)

今日のリコーの株価はこの黒字の業績予想が好感され大幅高となり、年初来高値をつけました。

リコー<7752>1,232+67 (+5.75%)
リコーの2022年3月期、最終損益は354億3000万円の黒字 予想平均上回る - 日本経済新聞
リコーが7日発表した2021年3月期の連結決算(国際会計基準)で、最終損益は327億3000万円の赤字となった。前期は395億4600万円の黒字だった。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(288億4500万円の赤字)を下回った。2022年3月期の最終損益は354億3000万円の黒字(前期は327億3000...

決算発表

今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。

パナソニック

総合家電のパナソニック<6752>は、5月10日に2021年3月期の連結決算を発表しました。

純利益は前期比26.9%減となりました。

これまで未定としていた期末配当は10円となりました。(年間では前期比10円減配)

併せて2022年3月期の業績予想を発表。

純利益は前期比27.2%増になりそうだとのことです。

配当予想は未定としています。

パナソニックの2022年3月期、純利益27.2%増 予想平均下回る - 日本経済新聞
パナソニックが10日発表した2021年3月期の連結決算(国際会計基準)で、純利益は前期比26.9%減の1650億7700万円となった。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(1569億9700万円)を上回った。2022年3月期の純利益は前期比27.2%増の2100億円を見込む。QUICKコンセンサスの2274...

ヤマハ

楽器のヤマハ<7951>は、5月10日に2021年3月期の連結決算を発表しました。

純利益は前期比23.1%減となりました。

期末配当は従来予想どおり33円とのことです。(年間では前期と同額)

併せて2022年3月期の業績予想を発表。

純利益は前期比54%増になりそうだとのことです。

配当予想は年間で66円としています。(前期と同額)

ヤマハの2022年3月期、純利益54%増 予想平均上回る - 日本経済新聞
ヤマハが10日発表した2021年3月期の連結決算(国際会計基準)で、純利益は前期比23.1%減の266億1500万円となった。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(246億5300万円)を上回った。2022年3月期の純利益は前期比54%増の410億円を見込む。QUICKコンセンサスの385億円を上回る。ヤマ...

カプコン

ゲームのカプコン<9697>は、5月10日に2021年3月期の連結決算を発表しました。

純利益は前期比56.3%増となりました。

期末配当は従来予想の35円から46円へと11円増額しました。(年間では前期比26円の増配)

併せて2022年3月期の業績予想を発表。

純利益は前期比20.4%増になりそうだとのことです。

配当予想は年間で36円としています。(4月1日付で1対2の株式分割をしています)

カプコンの2022年3月期、純利益20.4%増 予想平均上回る - 日本経済新聞
カプコンが10日発表した2021年3月期の連結決算で、純利益は前期比56.3%増の249億2300万円となった。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(219億7700万円)を上回った。2022年3月期の純利益は前期比20.4%増の300億円を見込む。QUICKコンセンサスの271億4400万円を上回る。カプ...

明日に向けての注目点

国内

明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。

  • 3月 全世帯家計調査

取引時間中には以下のような決算発表があります。

  • 小野薬品工業<4528>
  • 川崎重工業<7012>
  • SUBARU<7270>
  • 日清食品HD<2897>
  • 東ソー<4042>

取引時間終了後には以下のような決算発表があります。

  • ニチレイ<2871>
  • 東急不HD<3289>
  • SUMCO<3436> ← 要チェック
  • 武田薬品工業<4502>
  • 出光興産<5019>
  • 大平洋金属<5541>
  • 三井金属鉱業<5706>
  • ダイキン工業<6367>
  • ダイフク<6383>
  • シャープ<6753>
  • 横河電機<6841>
  • 三菱自動車<7211>
  • パンパシフィック<7532>
  • 島津製作所<7701>
  • SCREEN<7735> ← 要チェック
  • バンナムHD<7832>
  • りそなHD<8308>
  • ソフトバンク<9434>
  • NTTデータ<9613>

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