【4月14日の市況】日経平均反落、フィル・カンパニー 上期業績予想の上方修正&自社株買いで株価大幅高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は、まちまちの動きとなりました。

米当局がジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>の新型コロナワクチンでまれに血栓が生じる事例があったとして、接種中断を勧告しました。

これによるワクチン普及遅れの懸念から、景気敏感株が売られ、逆にウィズコロナ銘柄が買われました。

S&P500は過去最高値を更新しました。

NYダウ33,677.27-68.13 (-0.20%)
NASDAQ13,996.09+146.10 (+1.05%)
S&P5004,141.59+13.60 (+0.33%)
NYダウ続落68ドル安 ワクチン普及期待が後退 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=戸部実華】13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比68ドル13セント(0.2%)安の3万3677ドル27セントで終えた。米当局が米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製の新型コロナウイルスワクチンの接種を中断するよう勧告した。ワクチン普及による経済正常化への期待が後退し、景気敏...
米当局、J&Jワクチンの接種中断を勧告 血栓報告で - 日本経済新聞
【ワシントン=鳳山太成】米疾病対策センター(CDC)と米食品医薬品局(FDA)は13日、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンの接種後にまれに深刻な血栓が生じる事例が報告されたとして、接種を中断するよう勧告した。血小板の減少を伴う血栓の報告が6件あった。接種を受けたのは18歳か...

経済指標

3月 消費者物価指数(CPI)

3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.6%の上昇となり、市場予想を上回りました。

米物価3月2.6%上昇 財政出動で需要増 - 日本経済新聞
【ワシントン=大越匡洋】米国の物価の伸びが加速している。米労働省が13日発表した3月の消費者物価指数(CPI、1982~84年=100)は前年同月比の上昇率が2.6%と2018年8月以来、2年7カ月ぶりの高い伸びとなった。新型コロナウイルス危機で経済活動が鈍った1年前の反動に加え、巨額の財政出動による需要増が物価を押し...

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は、まちまちの動きとなりました。

日経平均は以下のような材料で下げて始まり、その後は小さなレンジでのもみ合いとなりました。

  • 米当局がジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナワクチンの接種中断勧告をした
  • 昨日大阪府で新型コロナの新規感染者数が初めて1000人を超えるなど感染が拡大している
  • ドル円が108円台後半へと円高に進んできた

ここのところの日経平均は一日ごとに上げたり下げたりを繰り返していますね。

日経平均29,620.99-130.62 (-0.44%)
TOPIX1,952.18-6.37 (-0.33%)
JPX日経40017,572.44-61.13 (-0.35%)
JASDAQ平均3,945.90+0.25 (+0.01%)
マザーズ指数1,235.15+18.91 (+1.55%)
東証大引け 反落 ワクチン普及に懸念、円高も重荷 - 日本経済新聞
14日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比130円62銭(0.44%)安の2万9620円99銭で終えた。新型コロナウイルスの感染拡大などで経済活動の再開が遅れるとの見方が強まり、投資家心理を下向かせた。円相場が1ドル=108円台後半まで円高・ドル安に振れたのも重荷だった。日経平均が心理的な節目の3万円に接近して...

経済指標

2月 機械受注

今日の取引時間開始前には2月の機械受注の発表があり、前月比8.5%減と市場予想を下回りました。

2月の機械受注、前月比8.5%減 市場予想は2.8%増 - 日本経済新聞
内閣府が14日発表した2月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比8.5%減の7698億円だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は2.8%増だった。うち製造業は5.5%減、非製造業は10.9%減だった。前年同月比での「船舶・電力を除く民需」受注

個別材料

フィル・カンパニー 上期業績予想の上方修正&自社株買いで株価大幅高

駐車場の上の空いた空間を有効活用するフィル・カンパニー<3267>は、4月13日に2020年12月~2021年2月期の連結決算を発表しました。

純利益は1億900万円の赤字となりました。(前年同期は1億5400万円の赤字)

併せて第2四半期までの業績予想の上方修正を発表。

従来予想では4500万円の黒字としていましたが、今回1億2800万円の黒字へと改めました。

また、16.5万株(2.85%)・5億円を上限とする自社株買いを発表。

取得期間は4月16日~6月30日としています。

これを受け今日のフィル・カンパニーの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。

フィル・カンパニー<3267>2,649+398 (+17.68%)
フィルカンパニー---大幅反発、上半期上方修正や自社株買いを評価
*10:20JST フィルカンパニー---大幅反発、上半期上方修正や自社株買いを評価 フィルカンパニーは大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は1.5億円の…

東芝 複数の海外ファンドが買収提案との報道で株価大幅高

先日英国の投資会社CVCキャピタル・パートナーズが東芝<6502>に対して買収提案をしましたが、新たに米国のKKR、カナダのブルックフィールド・アセット・マネジメントが買収提案を計画しているとの報道がありました。

これを受けさらに買収額が上がるのではないかとの思惑から、今日の東芝の株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。

東芝<6502>4,860+265 (+5.77%)
東芝、きょうの取締役会で社長交代を審議予定-株価一時8.2%高
東芝は14日、車谷暢昭社長兼最高経営責任者(CEO)の交代に関する報道を受け、「当社が発表したものではなく、きょう開催の取締役会で審議する予定」とのコメントを発表した。英投資会社CVCキャピタル・パートナーズ以外のファンドも東芝の買収合戦に加わる可能性が生じたことで、同社の株価は続伸した。

Jフロント 今期40億円の黒字予想が失望され株価大幅安

百貨店のJ.フロント リテイリング<3086>は、4月13日に2021年2月期の連結決算を発表しました。

純利益は261億9300万円の赤字となりました。(前期は212億5100万円の黒字)

期末配当は従来予想どおりの18円とのことです。(年間では前期比9円の減配)

併せて2022年2月期の業績予想を発表。

純利益は40億円の黒字になりそうだとのことです。

配当予想は年間で29円としています。(前期比2円の増配)

今期の黒字幅予想が市場予想を下回ったことなどから、今日のJフロントの株価は大幅安となりました。

Jフロント<3086>985-79 (-7.42%)
Jフロントが19年ぶり最終赤字 21年2月期、261億円 - 日本経済新聞
大丸・松坂屋を傘下に持つJ・フロントリテイリングが13日発表した2021年2月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が261億円の赤字(前の期は212億円の黒字)だった。最終赤字は旧大丸時代に退職給付債務の積み立て不足償却などで特別損失を計上した02年2月期以来19年ぶり。新型コロナウイルス禍を受け、主力の百貨店事業...

決算発表

今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。

サイゼリヤ

イタリアンファミレスのサイゼリヤ<7581>は、4月14日に2020年9月~2021年2月期の連結決算を発表しました。

純利益は5億6500万円の赤字となりました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では36億円の赤字としていましたが、今回10億円の黒字へと改めました。

サイゼリヤの20年9月~21年2月期、最終損益は5億6500万円の赤字 通期予想を上方修正 - 日本経済新聞
サイゼリヤが14日発表した2020年9月~21年2月期の連結決算で、最終損益は5億6500万円の赤字となった。前年同期は22億4100万円の黒字だった。2021年8月期通期の純利益予想は引き上げた。最終損益は10億円の黒字(前期は34億5000万円の赤字)を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは20...

ロコンド

靴の通販サイトのロコンド<3558>は、4月14日に2021年2月期の連結決算を発表しました。

純利益は12億5000万円の黒字となりました。(前期は2億5600万円の赤字)

従来未定だった期末配当は10円となりました。

併せて2022年2月期の業績予想を発表。

純利益は前期比20.0%~54.6%減になりそうだとのことです。

現時点でPTS取引の株価は大幅安となっています。

ロコンドの2022年2月期、純利益54.6%減 - 日本経済新聞
ロコンドが14日発表した2021年2月期の連結決算で、最終損益は12億5000万円の黒字となった。前期は2億5600万円の赤字だった。2022年2月期の純利益は前期比54.6%減の5億6700万円を見込む。ロコンドは「自宅で試着、気軽に返品」できる靴とファッションの通販サイト「LOCONDO.jp」を軸とする「EC事業...

良品計画

無印良品でおなじみの良品計画<7453>は、4月14日に2020年9月~2021年2月期の連結決算を発表しました。

純利益は203億7300億円の黒字となりました。

通期の業績予想は据え置きとのことです。

良品計画の20年9月~21年2月期、純利益203億7300万円 通期予想据え置き - 日本経済新聞
良品計画が14日発表した2020年9月~21年2月期の連結決算で、純利益は203億7300万円となった。2021年8月期通期の純利益予想は据え置いた。最終損益は348億円の黒字(前期は169億1700万円の赤字)を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは292億700万円だった。良品計画は「無印良品」...

明日に向けての注目点

米国

今晩米国ではパウエルFRB議長の発言があります。

また、以下のような指標の発表があります。

  • 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

以下のような決算発表もあります。

  • JPモルガン・チェース<JPM>
  • ゴールドマン・サックス<GS>
  • ウェルズ・ファーゴ<WFC>

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