こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は、以下のような材料で3指数とも下落しました。
- 10年債利回りが1.3近辺へと上がってきて高PERな銘柄が売られた
- 新規失業保険申請件数が増えてきた(下に記載あり)
- 原油価格の上げが一服してきた
NYダウ | 31,493.34 | -119.68 (-0.38%) |
NASDAQ | 13,865.35 | -100.13 (-0.72%) |
S&P500 | 3,913.97 | -17.36 (-0.44%) |

経済指標
前週分の新規失業保険申請件数
毎週恒例の新規失業保険申請件数は86万1000件となり、市場予想よりも悪い結果となりました。

1月 住宅着工件数
1月の住宅着工件数は前月比6.0%減となり、市場予想を下回りました。

2月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
2月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は前月比3.4ポイント低下の23.1となり、市場予想を上回りました。

決算発表(朝)
ウォルマート<WMT>
小売りのウォルマート<WMT>は2020年11~2021年1月期の決算を発表し20億9100万ドルの赤字となりました。
ウォルマート<WMT> | 137.66 | -9.54 (-6.48%) |

決算発表(夕)
アプライド・マテリアルズ<AMAT>
半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>は2020年11~2021年1月期の決算を発表しました。
売上高も1株当たり利益も今後の見通しも市場予想を上回り、時間外の株価は大幅高となっています。

今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な指数すべてが下落しました。
日経平均は昨日からの世界的な株安の流れを引き継ぎ3日続落となりました。
取引時間中は3万円を割り込む場面もありましたが、終値は3万円台をキープしました。
今日のその他のポイントは以下のようになっています。
- 米アプライド・マテリアルズの決算が良かったことによる半導体関連株の買い
- WTI原油先物が若干下がってきたことによる関連株の売り
- 国内ワクチン接種開始で上昇が顕著だった外出関連株の利益確定売り
- ビットコイン関連株の利益確定売り

昨日はTOPIXが下げても日銀がETFを買わず、今日買うかどうかが話題となっていましたが、やっぱり今日も買いませんでした。
日経平均 | 30,017.92 | -218.17 (-0.72%) |
TOPIX | 1,928.95 | -12.96 (-0.67%) |
JPX日経400 | 17,464.14 | -122.57 (-0.70%) |
JASDAQ平均 | 3,824.14 | -17.60 (-0.46%) |
マザーズ指数 | 1,265.43 | -7.24 (-0.57%) |

経済指標
1月 全国消費者物価指数(CPI)
今日の取引時間開始前には1月の全国消費者物価指数(CPI)の発表があり、前年同月比0.6%下落の101.4と市場予想よりは良い結果となりました。

個別材料
日東精工 生体内溶解性マグネシウムの開発に成功したと発表し株価ストップ高
ネジなどの日東精工<5957>は、京都府立医科大学や富山大学などと共同で取り組んできた医療用生体内溶解性高純度マグネシウムの開発に成功したと2月18日に発表しました。
これを受け今日の日東精工の株価はストップ高となりました。

このマグネシウムは骨折した骨の固定などに使用し、骨がくっつき始めたら徐々に溶けてなくなるのだそうです。
日東精工<5957> | 567 | +80 (+16.43%) |

COTA 自社株買いと育毛剤で株価大幅高
トイレタリーのCOTA<4923>は2月18日に75万株・9億5000万円を上限とする自社株買いを発表しました。
取得期間は2月25日~4月30日としています。
また、埼玉工業大学と共同研究していた育毛剤についての発表も行いました。
これを受け今日のCOTAの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
COTA<4923> | 1,759 | +113 (+6.87%) |
ACCESS 村田製作所とDX関連で協業すると発表し株価大幅高
IoT関連のACCESS<4813>は、今日の午前の取引時間中にDXの分野で村田製作所<6981>と協業すると発表しました。
これを受け今日のACCESSの株価は大幅高となりました。
ACCESS<4813> | 855 | +53 (+6.61%) |
村田製作所<6981> | 9,785 | +118 (+1.22%) |

DIC 今期純利益51.5%増の業績予想を発表し株価上昇
インキのDIC<4631>は、今日の昼の時間帯に2020年12月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比43.7%減となりました。
併せて2021年12月期の業績予想を発表。
純利益は前期比51.5%増になりそうだとのことです。
配当予想は年間で100円(前期と同額)としています。
この決算が伝わるとDICの株価は上昇しました。
DIC<4631> | 2,814 | +47 (+1.70%) |

来週に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 2月 製造業PMI、非製造業PMI
- 1月 中古住宅販売件数
スケジュール
来週の主な予定は以下のようになっています。
2月22日(月) | 日本 | 1月 コンビニ売上高 |
2月23日(火) | 日本 | 休場(天皇誕生日) |
米国 | 2月 消費者信頼感指数 | |
パウエルFRB議長 議会証言 | ||
2月24日(水) | 日本 | 1月 食品スーパー売上高 |
米国 | 1月 新築住宅販売件数 | |
2月25日(木) | 日本 | 1月 全国百貨店売上高 |
1月 全国スーパー売上高 | ||
1月 外食売上高 | ||
米国 | 前週分の新規失業保険申請件数 | |
1月 耐久財受注 | ||
2月26日(金) | 日本 | 1月 鉱工業生産 |
1月 小売業販売額 | ||
米国 | 1月 個人所得、個人消費支出 |