【2月5日の市況】日経平均大幅反発、マツダ 業績予想を上方修正(赤字幅縮小)して株価ストップ高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は、3指数とも上昇しました。

追加経済対策成立への期待と、ここのところの良好な経済指標を材料に株が買われました。

NASDAQとS&P500は過去最高値を更新しました。

NYダウ31,055.86+332.26 (+1.08%)
NASDAQ13,777.74+167.20 (+1.23%)
S&P5003,871.74+41.57 (+1.09%)
NYダウ続伸し332ドル高 経済指標改善、対策に期待 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=古江敦子】4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比332ドル26セント(1.1%)高の3万1055ドル86セントと2週ぶりの高値で終えた。バイデン米政権による追加経済対策の期待が高まり、良好な米経済指標の発表が続いたことも買いを誘った。金融など景気敏感株の一角が上昇し、相場をけん...

経済指標

前週分の新規失業保険申請件数

毎週恒例の新規失業保険申請件数は77万9000件となり、市場予想よりも良い結果となりました。

米新規失業保険申請件数、3週連続で減少-11月末以来の低水準
先週の米新規失業保険申請件数は前週比で減少し、昨年11月末以来の低水準となった。新型コロナウイルス感染症(COVID19)を巡る状況が落ち着くのに伴い、雇用削減が減速し始めていることが示唆された。

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は、主要な指数の中ではマザーズ指数だけが下落し、その他の指数は上昇しました。

日経平均はNASDAQとS&P500が最高値を更新した米国市場の流れを引き継いで高く始まり、引け間際までじわじわと上げ幅を拡大しました。

TOPIXは昨年来高値を更新し、東証一部の時価総額も700兆円台に乗りました。

TOPIXは2018年1月の高値1911.31ポイントまで、あと1%ちょっとです。

ドル円が105円台中盤へと円安に進んでいることも効いたのかもしれんのぉ。

日経平均28,779.19+437.24 (+1.54%)
TOPIX1,890.95+25.83 (+1.38%)
JPX日経40017,080.72+213.72 (+1.27%)
JASDAQ平均3,839.55+14.52 (+0.38%)
マザーズ指数1,261.72-0.58 (-0.05%)
日経平均、大幅反発 終値437円高の2万8779円 - 日本経済新聞
5日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、前日比437円24銭(1.54%)高の2万8779円19銭で終えた。昨年来高値を付けた1月25日以来の高水準。米景気の回復期待が高まり、投資家が運用リスクを取る姿勢が強まった。相次ぐ決算発表で2021年3月期の業績見通しを上方修正した銘柄などへの買いが集まった。米失業保険...

経済指標

12月 全世帯家計調査

今日の取引時間開始前には12月の全世帯家計調査の結果発表がありました。

2人以上世帯の消費支出は前年同月比0.6%減となり、市場予想よりは良い結果となりました。

20年12月の実質消費支出、前年比0.6%減 市場予想2.3%減 - 日本経済新聞
総務省が5日発表した2020年12月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は1世帯あたり31万5007円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比0.6%減少した。減少は3カ月ぶり。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2

個別材料

マツダ 業績予想を上方修正(赤字幅縮小)して株価ストップ高

自動車のマツダ<7261>は、2月4日に2020年4~12月期の連結決算を発表しました。

純利益は782億4800万円の赤字となりました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では900億円の赤字としていましたが、今回500億円の赤字へと改めました。

これを受け今日のマツダの株価はストップ高となりました。

マツダ<7261>960+150 (+18.52%)
マツダの20年4~12月期、最終損益は782億4800万円の赤字 通期予想を上方修正 - 日本経済新聞
マツダが4日発表した2020年4~12月期の連結決算で、最終損益は782億4800万円の赤字となった。前年同期は323億7500万円の黒字だった。2021年3月期通期の純利益予想は引き上げた。最終損益は500億円の赤字(前期は121億3100万円の黒字)を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは874...
マツダ、今期営業損益ゼロに改善 米中市場で販売回復 - 日本経済新聞
マツダは4日、2021年3月期の連結最終損益が500億円の赤字(前期は121億円の黒字)になりそうだと発表した。新型コロナウイルスで低迷していた中国や米国などの新車販売が回復し、従来予想を400億円上方修正した。半導体不足の影響によって国内外の工場で2月に7000台の減産に踏み切ることを明らかにした。売上高は前期比15...

SUBARU 業績予想を下方修正(減益幅拡大)して株価下落

自動車のSUBARU<7270>は、今日の午後の取引時間中に2020年4~12月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比33.6%減となりました。

併せて通期の業績予想の下方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比47.6%減としていましたが、今回50.8%減へと改めました。

今日のSUBARUの株価は決算期待から午前中には9.6%を超える上げ幅になる場面もありましたが、この決算が伝わると急降下してマイナスに転じました。

三菱自動車、マツダに続いて良い決算かと思いきや、見事に梯子を外されました。

SUBARU<7270>2,119.5-4.5 (-0.21%)
SUBARUの20年4~12月期、純利益33.6%減 通期予想を下方修正 - 日本経済新聞
SUBARUが5日発表した2020年4~12月期の連結決算(国際会計基準)で、純利益は前年同期比33.6%減の742億500万円となった。2021年3月期通期の純利益予想は引き下げた。純利益は前期比50.8%減の750億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは965億5800万円だった。SUBAR...
SUBARU、今期純利益51%減 半導体不足で生産調整 - 日本経済新聞
SUBARUは5日、2021年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比51%減の750億円になりそうだと発表した。足元の世界的な半導体不足による生産調整の影響を織り込み、従来予想から50億円引き下げた。売上高にあたる売上収益は15%減の2兆8500億円、営業利益は53%減の1000億円を見込むとし、従来予想からそれぞ...

テルモ 業績予想を上方修正(減益幅縮小)して株価大幅高

医療機器のテルモ<4543>は、2月4日に2020年4~12月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比12.4%減となりました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比20.2%減としていましたが、今回12.0%減へと改めました。

これを受け今日のテルモの株価は大幅高となりました。

テルモ<4543>4,411+250 (+6.01%)
テルモの20年4~12月期、純利益12.4%減 通期予想を上方修正 - 日本経済新聞
テルモが4日発表した2020年4~12月期の連結決算(国際会計基準)で、純利益は前年同期比12.4%減の586億100万円となった。2021年3月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比12%減の750億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは709億2800万円だった。テルモは医療機器大手...

イビデン 業績予想を上方修正しても材料出尽くし感からか株価大幅安

ICパッケージなどのイビデン<4062>は、2月4日に2020年4~12月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比2.6倍となりました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比32.4%増としていましたが、今回2.1倍へと改めました。

決算は良かったのですが、材料出尽くし感からか今日のイビデンの株価は大幅安となりました。

イビデン<4062>4,985-235 (-4.50%)
イビデンの20年4~12月期、純利益2.6倍 通期予想を上方修正 - 日本経済新聞
イビデンが4日発表した2020年4~12月期の連結決算で、純利益は前年同期比2.6倍の213億9900万円となった。2021年3月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比2.1倍の240億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは221億4700万円だった。イビデンはパソコンやスマートフォンな...

決算発表

今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。

日本製鉄

鉄鋼の日本製鉄<5401>は、2月5日に2020年4~12月期の連結決算を発表しました。

純利益は1238億円の赤字となりました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では1700億円の赤字としていましたが、今回1200億円の赤字へと改めました。

また、これまで未定としていた期末配当予想を10円(年間では前期と同額)としました。

日本製鉄の20年4~12月期、最終損益が1238億円の赤字 通期予想を上方修正 - 日本経済新聞
日本製鉄が5日発表した2020年4~12月期の連結決算(国際会計基準)で、最終損益は1238億円の赤字となった。前年同期は3573億7900万円の赤字だった。2021年3月期通期の純利益予想は引き上げた。最終損益が1200億円の赤字(前期は4315億1300万円の赤字)を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコン...
日本製鉄、今期300億円の事業黒字に転換 鋼材需要回復  - 日本経済新聞
日本製鉄は5日、2021年3月期の連結事業損益(国際会計基準)が300億円の黒字(前期は2844億円の赤字)になる見込みだと発表した。従来予想(600億円の赤字)を900億円引き上げ、黒字に転換する。新型コロナウイルスの影響から年度上期に落ち込んでいた鋼材需要が、製造業向けを中心に下期に急回復する。期末配当は10円(前...

島津製作所

計測機器などの島津製作所<7701>は、2月5日に2020年4~12月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比10.4%増となりました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比15.0%減としていましたが、今回3.9%増へと改めました。

また、期末配当を従来予想の13円から15円へと2円増額しています。(年間では前期と同額)

島津の20年4~12月期、純利益10.4%増 通期予想を上方修正 - 日本経済新聞
島津製作所が5日発表した2020年4~12月期の連結決算で、純利益は前年同期比10.4%増の236億1100万円となった。2021年3月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比3.9%増の330億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは291億9800万円だった。島津は様々な分野での研究・技...

来週に向けての注目点

米国

今晩米国では以下のような指標の発表があります。

  • 12月 貿易収支
  • 1月 雇用統計

国内

月曜日の取引時間中には以下のような決算発表があります。

  • 帝人<3401>
  • 大林組<1802>
  • 岩谷産業<8088>
  • 大成建設<1801>

取引時間終了後には以下のような決算発表があります。

  • マルハニチロ<1333>
  • 東急不HD<3289>
  • 住友金属鉱山<5713>
  • フジクラ<5803>
  • 太陽誘電<6976>
  • いすゞ自動車<7202>
  • ワークマン<7564>
  • バンナムHD<7832>
  • 丸井G<8252>
  • オリックス<8591>
  • ソフトバンクG<9984>

スケジュール

来週の主な予定は以下のようになっています。

2月8日(月)日本12月 国際収支
1月 景気ウォッチャー調査
2月9日(火)日本12月 毎月勤労統計
1月 工作機械受注
2月10日(水)日本1月 オフィス空室率
中国1月 生産者物価指数(PPI)
1月 消費者物価指数(CPI)
米国1月 消費者物価指数(CPI)
2月11日(木)日本休場(建国記念の日)
中国休場(春節)
米国前週分の新規失業保険申請件数
2月12日(金)日本オプションSQ
中国休場(春節)
米国2月 ミシガン大学消費者態度指数
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