【今日の市況】日経平均続伸、Amazon株の大幅高を受けネット通販関連銘柄の株価上昇など

株式

こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

昨晩の米国市場は、3指数とも上昇しました。

これから本格化していく決算発表を前に、好決算が期待できるハイテク銘柄に買いが入りました。

ハイテク銘柄の比率の高いNASDAQは終値ベースで過去最高値を更新しました。

NYダウ26,680.87+8.92 (+0.03%)
NASDAQ10,767.09+263.90 (+2.51%)
S&P5003,251.84+27.11 (+0.84%)
NYダウ小幅反発、8ドル高 ナスダックは最高値 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=張間正義】20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3営業日ぶりに反発し、前週末比8ドル92セント高の2万6680ドル87セントで終えた。決算発表が近づき、業績期待の高い大型ハイテク株が買われ相場上昇をけん引した。ただ、米国で新型コロナの新規感染者数が高止まりしており、米経済への懸念が上値を...

石油関連のハリバートン<HAL>は、2020年4~6月期の決算を発表しました。

市場予想では1株利益が赤字になると見込まれていましたが、それに反して黒字だったことを受け、株価は上昇しました。

ハリバートン<HAL>13.41+0.33 (+2.52%)
<米国>ハリバートン大幅高、市場の赤字予想に反し1株損益は黒字確保 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=戸部実華】(米東部時間12時40分、コード@HAL/U)20日の米株式市場で資源開発大手のハリバートンが大幅に反発し、一時は前週末比8.1%高の14.14ドルを付けた。20日朝に発表した2020年4~6月期決算で、特別項目を除く1株損益の赤字を見込んだ市場予想に反して黒字となり、好感した買いが集ま...

引け後にはIBM<IBM>の2020年4~6月期の決算発表もあり、純利益は前年同期比46%減となりましたが、クラウドが好調で売上高が市場予想を上回ったため、時間外の株価は大幅高となっています。

米IBM、2期連続減収 企業の投資抑制で46%減益 - 日本経済新聞
【シリコンバレー=佐藤浩実】米IBMは20日、2020年4~6月期の売上高が前年同期比5%減の181億2300万ドル(約1兆9400億円)だったと発表した。減収は2四半期連続。クラウド関連事業は伸びたものの、新型コロナウイルスの影響で企業が経費を絞ったため保守やコンサルティングが低調だった。純利益は46%減の13億61...

また、新型コロナウイルスワクチンの治験も順調に進んでいるようです。

英アストラゼネカのワクチン「強い免疫反応」 初期治験 - 日本経済新聞
【ロンドン=佐竹実】英製薬大手のアストラゼネカは20日、英オックスフォード大学と開発している新型コロナウイルスのワクチンの初期の臨床試験(治験)で、強い免疫反応を確認したと発表した。ワクチンは9月にも供給を始める予定で、新型コロナ対策としての期待が高まっている。開発中のワクチンを18~55歳の1077人に投与して反応な...
米ファイザーの新型コロナワクチン、初期治験で好結果 - 日本経済新聞
【ニューヨーク=西邨紘子】米製薬大手ファイザーは20日、独製薬ベンチャーと共同開発する新型コロナウイルスのワクチンについて「キラーT細胞」と呼ばれる免疫システム反応を引き起こすことを確認したと公表した。このT細胞はウイルスを攻撃する働きを持ち、抗体が体内から消えた後もウイルスへの防御機能を持ち続けるとの研究がある。今後...

今日の日本市場

今日の日本市場は、主要な指数すべてが上昇しました。

日経平均は以下のような材料で続伸となりました。

  • 米国市場でのNASDAQ(ハイテク関連)の大幅高
  • EUでの新型コロナ復興基金案が合意したこと
  • 世界各国での新型コロナワクチンの治験が順調に進んでいること
日経平均22,884.22+166.74 (+0.73%)
TOPIX1,582.74+5.71 (+0.36%)
JPX日経40014,266.19+48.49 (+0.34%)
JASDAQ平均3,442.33+19.02 (+0.56%)
マザーズ指数1,014.91+27.13 (+2.75%)
日経平均続伸、166円高 EU復興基金案合意を好感 - 日本経済新聞
21日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比166円74銭(0.73%)高の2万2884円22銭で終えた。「欧州連合(EU)首脳会議が復興基金で合意した」との報道を受け、景気回復を期待した買いが優勢だった。英アストラゼネカや米ファイザーなどの新型コロナウイルスのワクチン開発の進展を伝える発表が相次いだことも投資家...
EU、コロナ復興基金案で合意 共通債券を原資に - 日本経済新聞
【ブリュッセル=竹内康雄】欧州連合(EU)の首脳会議は21日早朝(日本時間同日午後)、7500億ユーロ(約92兆円)の復興基金案で合意して閉幕した。全体の規模を維持する一方、財政規律派に配慮して補助金と融資の比率を修正した。首脳による足かけ5日に及ぶ対面協議の末、何とかEUの結束を示した。新型コロナウイルスによる被害の...

今日の取引時間開始前には、6月の全国消費者物価指数(CPI)の発表があり、前年同月比で横ばいの101.6となりました。

6月の消費者物価、横ばい ガソリンの下落幅縮小 - 日本経済新聞
総務省が21日発表した6月の全国消費者物価指数(CPI、2015年=100)は、変動の激しい生鮮食品を除く総合指数が101.6で前年同月から横ばいだった。5月までは2カ月連続で下落していた。6月はエネルギー価格の下げ幅が縮んだ。新型コロナウイルス禍で経済活動は制約が残り、物価上昇は鈍い状態が続く。調査期間は6月10~1...

午前の取引時間中には、6月の白物家電出荷額の発表があり、前年同月比5.8%増となりました。

皆さん給付金で家電を買っているようですね。

6月の白物家電出荷額、9カ月ぶり増 3000億円超、エアコン好調 - 日本経済新聞
日本電機工業会(JEMA)が21日発表したエアコンなど白物家電の6月の国内出荷額は前年同月比5.8%増の3073億円となり、9カ月ぶりに前年実績を上回った。単月で出荷額が3000億円を超えるのは2000年以降で初めて。政府の緊急事態宣言の解除を受けて家電量販店に客足が戻ったうえ、政府による1人10万円の給付

午後の取引時間中には、6月の食品スーパー売上高の発表がありました。

既存店売上高は前年同月比4.5%増となりました。

食品スーパー売上高、6月の既存店4.5%増 気温上昇も貢献 - 日本経済新聞
日本スーパーマーケット協会など食品スーパー業界3団体が21日発表した6月の全国食品スーパー売上高(速報値、既存店ベース)は、前年同月比4.5%増と、前年実績を5カ月連続で上回った。全店の売上高は5.9%増の9369億円だった。気温の上昇でサラダ用の青果や刺し身、アイス類など冷たい食材の需要が好調だった。政府の緊急事態宣...

また、6月の全国百貨店売上高の発表もありました。

既存店売上高は前年同月比19.1%減となりました。

5月と比べると6月は随分マシになりました。

7月の途中経過では、また減少傾向が出ているようです。

百貨店売上高6月は19%減 外出自粛の継続響く - 日本経済新聞
日本百貨店協会(東京・中央)が21日まとめた6月の全国百貨店売上高は既存店ベースで前年同月比19.1%減となり、9カ月連続のマイナスだった。政府が緊急事態宣言を解除したことに伴い全店が全館営業を再開したが、都市部を中心に外出を控える動きが続いた。衣料品や雑貨が苦戦したが、食品が健闘する動きもみられた。7月は16日時点で...

以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。

Amazon株の大幅高を受けネット通販関連銘柄の株価上昇

米国でネット通販の利用が大幅に増えているらしく、2つの金融機関がAmazon<AMZN>の目標株価を3,800ドルに引き上げたということで、昨晩のAmazonの株価は大幅高になりました。

Amazon<AMZN>3,196.84+234.87 (+7.93%)

これを受け日本のネット通販関連銘柄の株価も上昇しました。

楽天は朝方に年初来高値をつけたあと、上げ幅が縮んでしまいました。

Zホールディングス<4689>528+27 (+5.39%)
楽天<4755>1,004+12 (+1.21%)
<米国>アマゾン大幅高 ウォール街の2社が目標株価3800ドルに引き上げ - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=張間正義】(米東部時間12時08分、コード@AMZN/U)20日の米株式市場で通販大手のアマゾン・ドット・コムが6営業日ぶりに反発し、一時は前週末比6.0%高の3138.96ドルを付けた。ゴールドマン・サックスとジェフリーズがともに20日付で目標株価を3800ドルに引き上げ、好感した買いが集まった...

塩野義製薬 ワクチン生産規模を3倍にするとの報道で株価上昇

医薬品の塩野義製薬<4507>が、新型コロナウイルスのワクチン生産体制を2021年末までに3000万人分にするとの報道が、今日ありました。

従来は1000万人分を目指していましたので、その3倍になります。

これを受け今日の塩野義製薬の株価は上昇しました。

塩野義製薬<4507>6,438+178 (+2.84%)
時事ドットコム

総務省がMNP手数料禁止を検討との報道で携帯会社の株価が下落

今使用している電話番号を引き継いで他の携帯会社に移行するMNPについて、現在はどの携帯会社も手数料として3000円程度を徴収していますが、これが乗り換えを妨げているとして、総務相がこの手数料の禁止を検討していることが、7月20日にわかりました。

これを受け今日の携帯大手3社の株価は下落しました。

NTTドコモ<9437>2,959.5-34 (-1.14%)
KDDI<9433>3,341-6 (-0.18%)
ソフトバンク<9434>1,410.5-20.5 (-1.43%)
時事ドットコム

今日の注目決算

今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。

日本電産

モーターの日本電産<6594>は、7月21日に2020年4~6月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比6.2倍となりました。

通期の業績予想は据え置きとのことです。

前年同期はコンプレッサー事業を売却した損失で純利益が激減していたので、その反動が出ています。

日本電産の20年4~6月期、純利益6.2倍202億円 - 日本経済新聞
日本電産が21日に発表した2020年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比6.2倍の202億円となった。売上高は前年同期比6.6%減の3368億円、営業利益は前年同期比1.7%増の281億円だった。対米ドル平均為替レートは前年同期比約2%の円高、対ユーロ平均為替レートは前年同期比約4%の円高となり、...

ディスコ

半導体装置のディスコ<6146>は、7月21日に2020年4~6月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比12.6%増となりました。

併せて第2四半期までの業績予想を発表。

純利益は前年同期比14.2%増になりそうだとのことです。

ディスコの20年4~6月期、純利益12.6%増64億円 - 日本経済新聞
ディスコが21日に発表した2020年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比12.6%増の64億円となった。売上高は前年同期比8.8%増の356億円、経常利益は前年同期比12.8%増の91億円、営業利益は前年同期比30.3%増の92億円だった。前年同期と比べると、顧客の検収状況により精密加工装置の売上は前年並みとなり...

富士通ゼネラル

エアコンの富士通ゼネラル<6755>は、7月21日に2020年4~6月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比75.6%増となりました。

通期の業績予想は据え置きとのことです。

富士通ゼネラルの20年4~6月期、純利益75.6%増34億円 - 日本経済新聞
富士通ゼネラルが21日に発表した2020年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比75.6%増の34億円となった。売上高は前年同期比6.9%減の580億円、経常利益は前年同期比59.8%増の46億円、営業利益は前年同期比55.3%増の39億円だった。損益については、コストダウンの進展および為替相場の好転に加えて、費用...

マクアケ

クラウドファンディングのマクアケ<4479>は、7月21日に2019年10月~2020年6月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比8.7倍となりました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

最も大きい修正のあった売上高は、従来予想では前期比62.8%増としていましたが、今回2.2倍へと改めました。

マクアケの19年10月~20年6月期、税引き利益8.7倍3億5500万円 - 日本経済新聞
マクアケが21日に発表した2019年10月~20年6月期の決算は、税引き利益が前年同期比8.7倍の3億5500万円となった。売上高は前年同期比2.3倍の20億円、経常利益は前年同期比9倍の5億3000万円、営業利益は前年同期比9.5倍の5億3000万円だった。全国の金融機関と連携し日本各地でブランド周知イベントを開催す...

明日に向けての注目点

国外については、今晩米国で以下のような決算発表があります。

  • コカ・コーラ<KO>
  • テキサス・インスツルメンツ<TXN>

テキサス・インスツルメンツの決算は、日本の半導体関連銘柄の株価にも影響がありますので要チェックです。

国内については、明日の午後の取引時間中に以下のような決算発表があります。

  • OBC<4733>

取引時間終了後には以下のような決算発表があります。

  • オービック<4684>
  • サイバーエージェント<4751>
  • ネットワンシステムズ<7518>
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