こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
昨晩の米国市場は、3指数とも続伸しました。
この日はこれといった材料がなかったものの、引き続き経済活動の再開期待で株が買われました。
NYダウ | 25,742.65 | +267.63 (+1.05%) |
NASDAQ | 9,608.37 | +56.32 (+0.59%) |
S&P500 | 3,080.82 | +25.09 (+0.82%) |
この日はWeb会議のズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>の2020年2~4月期の決算発表がありました。
売上高は前年同期比2.7倍、純利益は137倍となりました。
今日の日本市場
今日の日本市場は、まちまちの動きとなりました。
日経平均は朝方500円近い上げ幅となり22,800円台に乗せる場面もありましたが、その後は徐々に上げ幅を縮めていきました。
今日はドル円が108円台後半へと一気に円安に振れたことや、原油先物が一段と高くなってきたことなどから、大型株を中心に買いが入ったようです。
今日は東証一部の時価総額が600兆円台を回復しました。
日経平均 | 22,613.76 | +288.15 (+1.29%) |
TOPIX | 1,599.08 | +11.40 (+0.72%) |
JPX日経400 | 14,411.53 | +109.90 (+0.77%) |
JASDAQ平均 | 3,438.09 | -9.48 (-0.27%) |
マザーズ指数 | 1,003.31 | -11.68 (-1.15%) |
今日の午前の取引時間中には、中国の5月の非製造業PMI(財新)の発表がありました。
前月より10.6ポイント上昇の55.0となり、節目の50を超えました。
以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。
中国の5月の新車販売が11%増&円安で自動車株が大幅高
6月2日に中国の5月の新車販売の発表があり、前年同月比11.7%増となりました。
この2桁増と為替が円安に進んでいることが好感され、今日の自動車メーカー各社の株価は大幅高となりました。
日経平均採用銘柄の値上がり率トップにマツダが来るなんて、滅多にないことです。
マツダ<7261> | 758 | +63 (+9.06%) |
日産自動車<7201> | 441 | +30.7 (+7.48%) |
SUBARU<7270> | 2,571.5 | +146.5 (+6.04%) |
三菱自動車<7211> | 325 | +18 (+5.86%) |
スズキ<7269> | 3,991 | +181 (+4.75%) |
AGC 米国にある原薬製造工業買収で株価大幅高
ガラスのAGC<5201>は、英国の製薬会社アストラゼネカから米国にある原薬製造工場を買収したと、6月2日に発表しました。
これを受け今日のAGCの株価は大幅高となりました。
AGC<5201> | 3,355 | +150 (+4.68%) |
ファストリ ユニクロの5月の月次が案外悪くなくて株価上昇
アパレルのファーストリテイリング<9983>は、6月2日に5月のユニクロの売上高を発表しました。
国内ユニクロの既存店売上高は、前年同月比18.1%減となりました。
他のアパレル各社の売上高が半減しているような中で、案外悪くない数字だったことが好感され、今日のファストリの株価は上昇しました。
ファストリ<9983> | 63,540 | +1,790 (+2.90%) |
日本精工 前期純利益68.8%減でもアク抜け感から株価大幅高
ベアリングの日本精工<6471>は、6月2日に2020年3月期の決算を発表しました。
純利益は前期比68.8%減となりました。
また、前期の期末配当を20円予想から10円へと減額しました。
2021年3月期の業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大の収束やその後の世界的な経済活動の回復時期を見通すことが非常に困難な状況であるため未定としています。
決算は良くなかったのですが、今日の日本精工の株価はアク抜け感からか大幅高となりました。
同業のミネベアミツミ<6479>もついでに大幅高となりました。
日本精工<6471> | 859 | +42 (+5.14%) |
ミネベアミツミ<6479> | 2,054 | +75 (+3.79%) |
明日に向けての注目点
国外については、今晩米国で以下の指標の発表があります。
- 5月ADP雇用統計
- 5月 ISM非製造業景況指数
国内については、明日の取引時間終了後に以下のような決算発表があります。
- 積水ハウス<1928>