こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
先週末の米国市場
先週末の米国市場は、3指数とも続伸しました。
この日出てきた5月の経済指標が前月より改善していたことなどから投資家心理が改善しました。
NYダウ | 23,685.42 | +60.08 (+0.25%) |
NASDAQ | 9,014.56 | +70.83 (+0.79%) |
S&P500 | 2,863.70 | +11.20 (+0.39%) |
この日は4月の鉱工業生産と小売売上高の発表がありました。
鉱工業生産指数は前月比11.2%減、小売売上高も前月比16.4%減となり、どちらも統計開始以来最大の下げ幅となりました。
5月のニューヨーク連銀製造業景気指数は、-48.5となり前月よりは少し良くなりました。
5月のミシガン大学消費者態度指数は73.7となり、市場予想よりはよい結果となりました。
今日の日本市場
今日の日本市場は、主要な指数すべてが続伸しました。
国内の新型コロナウイルスの新規感染者数が減少してきていることが好感され株式指数は続伸しましたが、米国が中国のファーウェイへの制裁を強化すると発表したことを受け、関連する半導体や電子部品などの銘柄の株価は大きく下落しました。
日経平均 | 20,133.73 | +96.26 (+0.48%) |
TOPIX | 1,459.29 | +5.52 (+0.38%) |
JPX日経400 | 13,106.65 | +59.38 (+0.46%) |
JASDAQ平均 | 3,241.80 | +10.43 (+0.32%) |
マザーズ指数 | 872.56 | +33.03 (+3.93%) |
スクリン<7735> | 4,780 | -760 (-13.72%) |
太陽誘電<6976> | 2,893 | -192 (-6.22%) |
TDK<6762> | 8,890 | -550 (-5.83%) |
アルプスアルパイン<6770> | 1,097 | -52 (-4.53%) |
アドバンテスト<6857> | 5,100 | -230 (-4.32%) |
東エレク<8035> | 21,700 | -825 (-3.66%) |
今日の取引時間開始前には2020年1~3月期のGDPの発表がありました。
前期比0.9%減の年率換算3.4%減となりましたが、市場予想よりはマシな結果となりました。
以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。
レナウン 民事再生手続き開始で株価ストップ安
アパレルのレナウン<3606>は、東京地裁から民事再生手続き開始の決定を受けたと、5月15日に発表しました。
負債総額は138億円とのことです。
レナウンは今日から整理銘柄指定期間に入り、6月16日に上場廃止となります。
これを受け今日のレナウンの株価はストップ安となりました。
レナウン<3606> | 48 | -30 (-38.46%) |
エムスリー 前期純利益10.5%増で株価大幅高
医療関係者向け情報サイトのエムスリー<2413>は、5月15日に2020年3月期の決算を発表しました。
純利益は前期比10.5%増となりました。
2021年3月期の業績予想については、新型コロナウイルスの影響を合理的に算定することが困難とのことで開示していません。
これを受け今日のエムスリーの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
エムスリー<2413> | 4,155 | +390 (+10.36%) |
日本郵政、ゆうちょ銀行 中間配当見送りで株価大幅安
郵便、ゆうちょ、かんぽの持ち株会社の日本郵政<6178>は、5月15日に2020年3月期の決算を発表しました。
純利益は前期比0.9%増となりました。
併せて2021年3月期の業績予想を発表。
純利益は前期比42.1%減になりそうだとのことです。
また中間配当は見送り、期末配当は未定としています。
今日の日本郵政の株価は中間配当見送りが嫌気され大幅安となりました。
同じく中間配当を見送ったゆうちょ銀行<7182>の株価も大幅安となりました。
日本郵政<6178> | 760 | -76.8 (-9.18%) |
ゆうちょ銀行<7182> | 895 | -149 (-14.27%) |
昭和電工 1~3月期の純利益91.8%減で株価大幅安
黒鉛電極などの昭和電工<4004>は、5月15日に2020年1~3月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比91.8%減となりました。
併せて通期の業績予想、配当予想を取り下げました。
これを受け今日の昭和電工の株価は大幅安となりました。
昭和電工<4004> | 2,185 | -156 (-6.66%) |
今日の注目決算
今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。
ソフトバンクG
投資会社のソフトバンクG<9984>は、5月18日に2020年3月期の決算を発表しました。
純利益は9615億円の赤字となりました。
2021年3月期の業績予想は開示していません。
テルモ
医療機器のテルモ<4543>は、5月18日に2020年3月期の決算を発表しました。
純利益は前期比7.2%増となりました。
2021年3月期の業績予想については、新型コロナウイルスの影響を合理的に算定することが困難なため未定としています。
パナソニック
総合家電のパナソニック<6752>は、5月18日に2020年3月期の決算を発表しました。
純利益は前期比20.6%減となりました。
2021年3月期の業績予想については、新型コロナウイルスによる影響の不確実性が高いため未定としています。
コマツ
建設機械の小松製作所<6301>は、5月18日に2020年3月期の決算を発表しました。
純利益は前期比40%減となりました。
2021年3月期の業績予想については、新型コロナウイルスの終息が見通せない中、適正かつ合理的な算定が困難なため未定としています。
明日に向けての注目点
国外については、今晩は特に大きな予定はありません。
国内については、明日の取引時間中に以下のような決算発表があります。
- 日揮HD<1963>
取引時間終了後には以下のような決算発表があります。
- 日本化薬<4272>
- 住友電工<5802>
- シャープ<6753>
- IHI<7013>
- 三菱自動車<7211>
- ソニーFH<8729>