【今日の市況】日経平均反発、ファーストリテイリング 業績予想を下方修正しても株価上昇など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

昨晩の米国市場は、3指数とも続伸しました。

いろいろな材料がありましたが、ポジティブな方に傾きました。

ポジティブ材料
  • FRBが一般企業に資金を供給すると発表
  • OPECプラスにて日量1000万バレル減産の暫定合意
ネガティブ材料
  • 前週分の新規失業保険申請件数が660万6千件と先週と同程度に悪い結果
  • 4月のミシガン大学消費者態度指数は前月比18.1ポイント低下の71.0
NYダウ23,719.37+285.80 (+1.22%)
NASDAQ8,153.57+62.67 (+0.77%)
S&P5002,789.82+39.84 (+1.45%)
NYダウ続伸、285ドル高 FRBの資金供給を好感 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=張間正義】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比285ドル80セント高の2万3719ドル37セントで終えた。上げ幅は500ドルを超え、2万4000ドルを上回る場面もあった。米連邦準備理事会(FRB)が企業向けの新たな資金供給策を発表し、米景気の支えになるとの期待が買いを誘った。パウ...
FRB、一般企業に資金供給 英中銀は政府に短期資金融通 - 日本経済新聞
【ワシントン=河浪武史、ロンドン=篠崎健太】主要国の中央銀行が新型コロナウイルスに伴う経済危機克服に向け、異例の措置に相次いで踏み切った。米連邦準備理事会(FRB)は9日、一般企業への融資など新型コロナに対処する2兆3000億ドル(約250兆円)の緊急資金供給策を決めた。英国のイングランド銀行(中央銀行)も9日、英政府...
OPECプラス、日量1000万バレル減産で合意 - 日本経済新聞
【ドバイ=岐部秀光】石油輸出国機構(OPEC)と、ロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は9日に開いた緊急のテレビ会議で、5月から日量1000万バレルを協調して減産することを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大による需要減で原油価格が低迷していることに対応する。ロイター通信など複数の欧米メディアが伝え...
米、失業保険申請さらに660万件 3週1600万件超す - 日本経済新聞
【ワシントン=河浪武史】米労働省が9日発表した失業保険の新規申請件数(季節調整済み)は、4日までの1週間で660万6千件となり、過去最大を大幅に更新した前週(686万件)に並ぶ高水準だった。新型コロナウイルスで経済活動が制限され、飲食店などでは従業員の一時解雇が急増している。4月の失業率は金融危機時を上回る10%超に上...
4月の米消費者態度指数、急落 コロナで下げ幅過去最大 - 日本経済新聞
【ワシントン=長沼亜紀】米ミシガン大学が9日発表した4月の消費者態度指数(速報値)は前月から18.1ポイント低下の71.0で、2011年12月以来8年4カ月ぶりの低水準となった。下げ幅は過去最大で、11.9ポイント下げた前月と合わせると30ポイントの低下となり、新型コロナウイルスによる消費者景況感の急激な落ち込みを示し...

また、3月の卸売物価指数(PPI)の発表もありました。

前月比0.2%の低下となりましたが、市場予想よりはマシな結果となりました。

3月の米卸売物価 0.2%低下 ガソリン値下がり - 日本経済新聞
【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が9日発表した3月の卸売物価指数(最終需要向け製品およびサービス、2009年11月=100)は、季節調整済み前月比で0.2%低下した。2カ月連続の低下だが、下げ幅はダウ・ジョーンズまとめの市場予測(マイナス0.4%程度)より小さかった。前年同月比では0.7%上昇し

今日の日本市場

今日の日本市場は、主要な指数の中ではマザーズ指数だけがマイナスとなり、その他の指数はプラスとなりました。

午前中にTOPIXがマイナスだったことで午後は日銀の買いが入り、素直にプラス方向へ向かいました。

今晩は欧米の株式市場が聖金曜日で休場ということで、市場参加者が少なかったようですね。

日経平均19,498.50+152.73 (+0.79%)
TOPIX1,430.04+13.06 (+0.92%)
JPX日経40012,834.80+103.56 (+0.81%)
JASDAQ平均2,992.97+7.57 (+0.25%)
マザーズ指数670.01-0.94 (-0.14%)

米国でFRBが一般企業に資金を供給すると発表したことを受け、今日は銀行株などが買われました。

三菱UFJ<8306>426+18 (+4.41%)
三井住友<8830>2,727.5+111 (+4.24%)
みずほ<8411>127+4.4 (+3.59%)
日経平均反発、終値152円高の1万9498円 - 日本経済新聞
10日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比152円73銭(0.79%)高の1万9498円50銭だった。米連邦準備理事会(FRB)が9日に大規模な金融支援策を決めたのを手掛かりに、前日の米株式相場が上昇し投資家心理の支えになった。半面、東京都を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、経済活動が長期間に...

また、今日の取引時間中には中国の3月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)の発表がありました。

消費者物価指数(CPI)は、前年同月比4.3%上昇。

卸売物価指数(PPI)は、前年同月比1.5%下落しました。

中国物価、上昇幅が縮小 3月、豚肉の高騰一服 - 日本経済新聞
【北京=原田逸策】中国国家統計局が10日発表した2020年3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.3%上昇した。上昇幅は2月より0.9ポイント縮小し、昨年10月以来の低水準だった。物価上昇を先導してきた豚肉価格の高騰が一服したのが主な原因だ。前月比では1.2%下落した。2月は0.8%上昇していたが、19年6月以...

以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。

ファーストリテイリング 業績予想を下方修正しても株価上昇

ユニクロでおなじみのファーストリテイリング<9983>は、4月9日に2019年9月~2020年2月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比11.9%減となりました。

併せて通期の業績予想の下方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比1.5%増としていましたが、今回38.5%減へと改めました。

また、配当予想も年間で20円減額しました。

この程度の下方修正は想定内だったのか、今日のファーストリテイリングの株価は上昇しました。

ファストリ<9983>48,190+1,240 (+2.64%)
ファーストリテイリングの19年9月~20年2月期、純利益11.9%減1004億円 - 日本経済新聞
ファーストリテイリングが9日に発表した2019年9月~20年2月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比11.9%減の1004億円となった。売上収益は前年同期比4.7%減の1兆2085億円、営業利益は前年同期比20.9%減の1367億円だった。新型コロナウイルス感染症の影響などにより韓国、グレーターチャイナが...

島津製作所 1時間で結果の出る新型コロナ検査キット発売で株価大幅高

計測機器などの島津製作所<7701>は、今日の午後の取引時間中に1時間で新型コロナウイルスを検査できる検査キットを4月20日から発売すると発表しました。

この発表が伝わると島津製作所の株価は急上昇して大幅高となりました。

島津製作所<7701>2,905+132 (+4.76%)
https://this.kiji.is/621187798591784033?c=39550187727945729

ローソン 純利益21.4%減で株価下落

コンビニエンスストアのローソン<2651>は、4月9日に2020年2月期の決算を発表しました。

純利益は前期比21.4%減となりました。

2021年2月期の業績予想については、新型コロナウイルスの影響で合理的な算定が困難であることから未定とのことです。

業績予想が未定なことが嫌気されたのか、今日のローソンの株価は下落しました。

ローソン<2651>5,540-80 (-1.42%)
ローソンの20年2月期、純利益21.4%減201億円 - 日本経済新聞
ローソンが9日に発表した2020年2月期の連結決算は、純利益が前期比21.4%減の201億円となった。営業総収入は前期比4.2%増の7302億円、経常利益は前期比2.3%減の563億円、営業利益は前期比3.6%増の629億円だった。国内コンビニエンスストア事業においては、ベーカリーで、素材や製法にこだわり、食感と具材の...

7&iHD 純利益7.5%増でも株価下落

コンビニエンスストアのセブン&アイ・ホールディングス<3382>は、4月9日に2020年2月期の決算を発表しました。

純利益は前期比7.5%増となりました。

2021年2月期の業績予想については、新型コロナウイルスの影響で合理的な算定が困難であることから未定とのことです。

業績予想が未定なことが嫌気されたのか、今日の7&iHDの株価は下落しました。

7&iHD<3382>3,450-23 (-0.66%)
セブン&アイ・HDの20年2月期、純利益7.5%増2181億円 - 日本経済新聞
セブン&アイ・ホールディングスが9日に発表した2020年2月期の連結決算は、純利益が前期比7.5%増の2181億円となった。営業収益は前期比2.2%減の6兆6443億円、経常利益は前期比2.8%増の4178億円、営業利益は前期比3.1%増の4242億円だった。為替レート変動に伴い、営業収益は429億円、営業利益は14億...

良品計画 純利益31.3%減で株価下落

無印良品でおなじみの良品計画<7453>は、4月9日に2020年2月期の決算を発表しました。

純利益は前期比31.3%減となりました。

良品計画は今期から決算期を8月にすることになっていますが、2020年8月期の業績予想については、新型コロナウイルスの影響で合理的な算定が困難であることから未定とのことです。

これを受け今日の良品計画の株価は下落しました。

良品計画<7453>1,080-17 (-1.55%)
良品計画の20年2月期、純利益31.3%減232億円 - 日本経済新聞
良品計画が9日に発表した2020年2月期の連結決算は、純利益が前期比31.3%減の232億円となった。営業収益は前期比7.1%増の4387億円、経常利益は前期比20.7%減の363億円、営業利益は前期比18.7%減の363億円だった。国内事業においては、10月、12月に前年未開催の「無印良品週間」を行ったことも売上を伸...

今日の注目決算

今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。

安川電機

サーボモーターや産業ロボットの安川電機<6506>は、4月10日に2020年2月期の決算を発表しました。

純利益は前期比64.9%減となりました。

2021年2月期の通期の業績予想については、見通すことが困難な状況のため公表を見送るとしており、第1四半期の数字のみ開示しています。

安川電機の20年2月期、純利益64.9%減144億円 - 日本経済新聞
安川電機が10日に発表した2020年2月期の連結決算は、純利益が前期比64.9%減の144億円となった。売上高は前期比13.4%減の4109億円、経常利益は前期比54.1%減の233億円、営業利益は前期比5

Jフロント

百貨店のJ.フロント リテイリング<3086>は、4月10日に2020年2月期の決算を発表しました。

純利益は前期比22.3%減となりました。

併せて2021年2月期の業績予想を発表。

純利益は前期比76.5%減になりそうだとのことです。

J.フロント リテイリングの20年2月期、純利益22.3%減212億円 - 日本経済新聞
J.フロント リテイリングが10日に発表した2020年2月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前期比22.3%減の212億円となった。売上収益は前期比4.5%増の4806億円、営業利益は前期比1.5%減の402億円だった。消費税率引き上げによる消費低迷の長期化や自然災害・暖冬影響に加え、新型コロナウイルス感染症の影...

イオン

総合スーパーのイオン<8267>は、4月10日に2020年2月期の決算を発表しました。

純利益は前期比13.5%増となりました。

2021年2月期の通期の業績予想は、以下のように部分的に発表しています。

営業収益営業利益経常利益純利益
前期比2.4%~7.0%減前期比53.6%~76.8%減未定未定
イオンの20年2月期、純利益13.5%増268億円 - 日本経済新聞
イオンが10日に発表した2020年2月期の連結決算は、純利益が前期比13.5%増の268億円となった。営業収益は前期比1%増の8兆6042億円、経常利益は前期比4.3%減の2058億円、営業利益は前期比1.5%増の2155億円だった。営業収益、営業利益が過去最高を更新し、営業収益は増加、営業利益が増加、経常利益が減少、...

来週に向けての注目点

国外については、今晩米国では為替以外は休場です。

また、米国では以下の指標の発表があります。

  • 3月 消費者物価指数(CPI)

国内については、月曜日の取引時間終了後に以下のような決算の発表があります。

  • コスモス薬品<3349>
  • ファミリーマート<8028>
  • 高島屋<8233>

来週の主な予定は以下のようになっています。

4月15日(水)日本3月 訪日外国人客数
米国3月 小売売上高
4月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
3月 鉱工業生産
4月 地区連銀経済報告(ベージュブック)
4月16日(木)米国3月 住宅着工件数
4月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
前週分の新規失業保険申請件数
4月17日(金)中国1Q GDP
3月 小売売上高
3月 鉱工業生産
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