こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
昨晩の米国市場は、3指数とも反落しました。
NYダウは一時プラスになる場面もありましたが、引けにかけてはマイナス幅を拡げました。
NYダウ | 21,917.16 | -410.32 (-1.84%) |
NASDAQ | 7,700.09 | -74.05 (-0.95%) |
S&P500 | 2,584.59 | -42.06 (-1.60%) |
この日はコンファレンス・ボードの3月の消費者信頼感指数の発表があり、12.6ポイント低下の120.0となりましたが、市場予想よりはいくらかマシな結果となりました。
今日の日本市場
今日の日本市場は、主要な指数すべてが下落しました。
日経平均は米国市場の流れを引き継いで安く始まり、昼にかけて下げ幅を縮める場面もありましたが、午後はズルズルと下げ幅を拡げ、瞬間的に1万8000円を割る場面もありました。
日経平均 | 18,065.41 | -851.60 (-4.50%) |
TOPIX | 1,351.08 | -51.96 (-3.70%) |
JPX日経400 | 12,104.76 | -468.42 (-3.73%) |
JASDAQ平均 | 2,904.95 | -47.84 (-1.62%) |
マザーズ指数 | 614.20 | -5.89 (-0.95%) |
日銀が買ってもこんな下げ幅になるなんて。
二番底を探りに行き始めたのでしょうか。
今日の取引時間開始前には日銀短観の発表がありました。
大企業製造業の業況判断指数は-8となり、マイナスながらも市場予想よりはマシな結果となりました。
午前の取引時間中には中国の3月の製造業PMI(財新)の発表があり、50.1と50を上回ってきました。
午後の取引時間中には国内の3月の新車販売台数、軽自動車販売台数の発表がありました。
新車販売台数は前年同月比10.2%減、軽自動車販売台数は7.6%減となりました。
また、百貨店各社が3月の月次売上高を発表しました。
各社とも前年同月比3割~4割減になったそうです。
以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。
ラウンドワン 自社株買いを発表し株価大幅高
複合レジャーのラウンドワン<4680>は、1000万株、50億円を上限とする自社株買いを、4月2日~5月19日の期間で実施すると、3月31日に発表しました。
また、今日の午後の取引時間中には東京と大阪の全店を4月2日~10日まで臨時休業することも発表しました。
今日のラウンドワンの株価は自社株買いが好感され大幅高となりました。
ラウンドワン<4680> | 621 | +59 (+10.50%) |
DyDo 自社株買いを発表し株価大幅高
飲料のダイドーグループホールディングス<2590>は、82万8千株、30億円を上限とする自社株買いを、4月1日~6月30日の期間で実施すると、3月31日に発表しました。
これを受け今日のDyDoの株価は大幅高となりました。
DyDo<2590> | 3,910 | +255 (+6.98%) |
三菱UFJ 3600億円損失計上を発表しても株価の下落は軽微
メガバンクの三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は、東南アジアの複数の子会社の株価が下落したことにより、2020年3月期に約3600億円の損失を計上すると発表しました。
しかし、この程度の損失は赤字にもならないし想定内だったようで、今日の三菱UFJの株価は一時プラスになるなど底堅い動きとなりました。
三菱UFJ<8306> | 399.8 | -3.2 (-0.79%) |
ANA 客室乗務員6400人の一時帰休を発表し株価大幅安
空運のANAは、客室乗務員6400人について1カ月3~5日程度の一時帰休を実施すると、3月31日に発表しました。
これを受け今日のANAホールディングス<9202>の株価は大幅安となりました。
ANA<9202> | 2,420 | -219 (-8.30%) |
日本板硝子 2020年3月期は無配にすると発表し株価大幅安
建築用・自動車用ガラスの日本板硝子<5202>は、2020年3月期の配当予想を無配にすると、3月31日に発表しました。
もともとの業績予想が赤字だったところに加えて、新型コロナウイルスの影響により、さらにガラスの需要が落ち込んでいるため、現金を手元に残したいとのことです。
これを受け今日の日本板硝子の株価は大幅安となりました。
日本板硝子<5202> | 308 | -25 (-7.51%) |
今日の注目決算
今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。
西松屋チェーン
子供服の西松屋チェーン<7545>は、4月1日に2020年2月期の決算を発表しました。
純利益は前期比50.6%減となりました。
併せて2021年2月期の業績予想を発表。
純利益は前期比2.7倍になりそうだとのことです。
V字回復の予想となっていますが、明日の株価はどうなるでしょうか。
象印マホービン
調理家電の象印マホービン<7965>は、4月1日に2019年12月~2020年2月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比2.9%減となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
明日に向けての注目点
国外については、今晩米国で以下の指標の発表があります。
- 3月 ADP雇用統計
- 3月 ISM製造業景況指数
国内については、特に大きな予定はありません。