こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
昨晩の米国市場は、3指数とも反発しました。
医薬品や在宅勤務に関する銘柄を中心に買いが入りました。
在宅勤務が増えたことにより、クラウドサービスの利用率が775%増となったマイクロソフト<MSFT>の株価は大幅高となりました。
NYダウ | 22,327.48 | +690.70 (+3.19%) |
NASDAQ | 7,774.15 | +271.77 (+3.62%) |
S&P500 | 2,626.65 | +85.18 (+3.35%) |
マイクロソフト<MSFT> | 160.23 | +10.53 (+7.03%) |


今日の日本市場
今日の日本市場は、まちまちの動きとなりました。
日経平均は午前中は中国のPMIが良かったことを受けプラスで推移していましたが、午後はマイナスに転じました。
日経平均 | 18,917.01 | -167.96 (-0.88%) |
TOPIX | 1,403.04 | -32.50 (-2.26%) |
JPX日経400 | 12,573.18 | -289.33 (-2.25%) |
JASDAQ平均 | 2,952.79 | -1.38 (-0.05%) |
マザーズ指数 | 620.09 | +7.81 (+1.28%) |

今日は年度末ということで、特別な売り物があったのかもしれません。

今日の取引時間開始前には、2月の失業率、有効求人倍率の発表がありました。
完全失業率は2.4%で、市場予想に一致。
有効求人倍率は1.45倍で、市場予想を下回りました。


また、2月の鉱工業生産の発表もあり、前月比0.4%上昇の100.2と市場予想を上回りました。
新型コロナウイルスの影響は次月に出てくるようです。

今日の午前の取引時間中には中国の3月の製造業PMI、非製造業PMIの発表がありました。
製造業PMIは52.0、非製造業PMIは52.3となり、どちらも50を超えてきました。

以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。
しまむら 今期の業績予想を開示しなかったら株価大幅安
アパレルのしまむら<8227>は、3月30日に2020年2月期の決算を発表しました。
純利益は前期比18%減となりました。
2021年2月期の業績予想は、新型コロナウイルスの影響などにより適切かつ合理的な算定が困難とのことで、開示していません。
今日のしまむらの株価は業績予想非開示が嫌気され大幅安となりました。
しまむら<8227> | 6,520 | -650 (-9.07%) |

2月の生産実績が厳しく自動車メーカー各社の株価は大幅安
国内自動車メーカーは、3月30日に2月の生産実績を発表しました。
中国で生産を行っているメーカーは、新型コロナウイルスの影響で生産台数が大きく落ち込みました。
この結果を受け3月はもっと酷くなることが予測されることから、今日の自動車メーカー各社の株価はどこも大幅安となりました。
トヨタ自動車<7203> | 6,501 | -296 (-4.35%) |
日産自動車<7201> | 356.6 | -28.3 (-7.35%) |
ホンダ<7267> | 2,430 | -111 (-4.37%) |
三菱自動車<7211> | 306 | -22 (-6.71%) |
マツダ<7261> | 572 | -34 (-5.61%) |
SUBARU<7270> | 2,073.5 | -106.5 (-4.89%) |
スズキ<7269> | 2,584.5 | -215.5 (-7.70%) |
SBI レオスを連結子会社化すると発表しても株価はわずかに下落
ネット証券のSBIホールディングス<8473>は、投資信託の「ひふみ投信」などでおなじみのレオス・キャピタルワークスを連結子会社化することを今日の午後の取引時間中に発表しました。
このニュースが伝わるとSBIの株価は一瞬跳ねましたが、その後もとに戻って小幅安で引けました。
SBI<8473> | 1,578 | -3 (-0.19%) |

ストライク 純利益2.3倍で株価大幅高
M&A仲介のストライク<6196>は、3月30日に2019年9月~2020年2月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比2.3倍となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
これを受け今日のストライクの株価は大幅高となりました。
ストライク<6196> | 3,520 | +165 (+4.92%) |

大都魚類 マルハニチロがTOBで完全子会社化すると発表し株価ストップ高
水産大手のマルハニチロ<1333>は、連結子会社の大都魚類<8044>をTOBで完全子会社化すると、3月30日に発表しました。
TOB価格は1225円とのことです。
これを受け今日の大都魚類の株価はストップ高買い気配のままとなりました。
反対に買収する側のマルハニチロの株価は大幅安となりました。

TOB価格がまだまだ上なので、明日もストップ高になりそうです。
大都魚類<8044> | 926 | +150 (+19.33%) |
マルハニチロ<1333> | 2,258 | -71 (-3.05%) |

明日に向けての注目点
国外については、今晩米国で以下の指標の発表があります。
- 3月 消費者信頼感指数
国内については、明日の取引時間開始前に以下の指標の発表があります。
- 1~3月 日銀短観