【今日の市況】日経平均反落、日本光電 人工呼吸器の増産検討を明らかにし株価大幅高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

先週末の米国市場

先週末の米国市場は、3指数とも反落しました。

2兆ドルの経済対策が可決されたことで、一旦材料出尽くしとなったようです。

NYダウ21,636.78-915.39 (-4.06%)
NASDAQ7,502.37-295.15 (-3.79%)
S&P5002,541.47-88.60 (-3.37%)

ここから先は新型コロナ感染数の推移次第といったところでしょうか。

NYダウ反落、915ドル安 米国の感染者急増を嫌気 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=戸部実華】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反落した。前日比915ドル39セント(4.1%)安の2万1636ドル78セントで終えた。米国の新型コロナウイルスの感染者数が26日に中国を上回って世界最多となるなど、感染拡大が続いた。世界的に外出制限の動きが広がり、人や物の移動の停滞長...
米、2兆ドル景気対策が成立 企業や個人に「安全網」 - 日本経済新聞
【ワシントン=河浪武史】トランプ大統領は27日、米議会が可決した新型コロナウイルスに対処する2兆ドル(約220兆円)の大型経済対策法案に署名し、同法は同日成立した。家計への現金給付や企業の給与支払いの肩代わりなどに取り組む。売上高の急減や生活の困難に直面する企業や個人への「安全網」を整備するのが柱だ。過去最大の経済対策...

この日は2月の個人所得、個人支出の発表がありました。

個人所得は前月比0.6%増、個人消費支出は前月比0.2%増ということで、まだ新型コロナウイルスの影響が表れていません。

米個人消費、2月は0.2%増 新型コロナ影響で今後急減の見込み
米商務省が27日発表した2月の個人消費支出(季節調整済み)は、前月比0.2%増と緩やかな伸びとなった。市場予想と一致した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で米国民の生活が急変する中、向こう数カ月間で急減する見込みだ。

今日の日本市場

今日の日本市場は、主要な指数すべてが反落しました。

日経平均は米国市場の流れを引き継いで安く始まり、さらに下げ幅を拡げる場面もありましたが、日銀の買いもあって、引けにかけて下げ幅を縮めました。

日経平均19,084.97-304.46 (-1.57%)
TOPIX1,435.54-23.95 (-1.64%)
JPX日経40012,862.51-195.72 (-1.50%)
JASDAQ平均2,954.17-61.95 (-2.05%)
マザーズ指数612.28-10.74 (-1.72%)
日経平均反落 終値304円安の1万9084円 - 日本経済新聞
30日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前週末比304円46銭(1.57%)安の1万9084円97銭とこの日の高値で終えた。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、27日の米株式市場でダウ工業株30種平均が大幅安となった流れを引き継いだが、日銀の株価指数連動型上場投資信託(ETF)買い観測などで大引けにかけては次第...

以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。

日本光電 人工呼吸器の増産検討を明らかにし株価大幅高

新型コロナウイルスの影響で、世界的に人工呼吸器が足りないということで、各国政府から増産を求める声が上がっている中、日本光電<6849>が増産を検討していることが明らかとなりました。

これを受け今日の日本光電の株価は大幅高となり、上場来高値をつけました。

日本光電<6849>4,335+375 (+9.47%)
日本光電:人工呼吸器の増産を検討-新型コロナ感染拡大で需要増
日本光電工業は30日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、人工呼吸器の増産を検討していることを明らかにした。

ソフトバンクG 出資している衛星通信企業が経営破綻して株価大幅安

投資会社のソフトバンクG<9984>が約2千億円を出資している、英国の衛生通信会社ワンウェブが経営破綻しました。

これを受け今日のソフトバンクGの株価は大幅安となりました。

ソフトバンクG<9984>3,693-194 (-4.99%)
ソフトバンクG出資 英衛星通信企業が経営破綻 - 日本経済新聞
【ニューヨーク=大島有美子】ソフトバンクグループ(SBG)が出資する衛星通信スタートアップ企業の英ワンウェブが経営破綻し、米東部時間27日夜にチャプター11(米連邦破産法11条)を申請した。安価なインターネット通信網の提供を目指し小型の衛星を打ち上げてきたが、資金繰りに行き詰まった。市場環境が厳しくなるなか、SBGは金...

富士フイルム アビガンが新型コロナ用で承認されそうで株価大幅高

富士フイルムホールディング<4901>の新型インフルエンザ治療薬「アビガン」を新型コロナウイルスの治療薬としても承認していく方向であることを安倍首相が3月28日の記者会見で明らかにしました。

これを受け今日の富士フイルムの株価は大幅高となりました。

富士フイルム<4901>5,320+300 (+5.98%)
新型コロナ治療薬「アビガン」承認へ 首相表明 - 日本経済新聞
安倍晋三首相は28日夜の記者会見で、新型インフルエンザ薬「アビガン」について「新型コロナウイルスの治療薬として正式に承認するにあたって必要となるプロセスを開始する」と発表した。「ウイルスの増殖を防ぐ薬であり、症状の改善に効果が出ているとの報告もある」と強調した。アビガンには副作用も判明しているとも指摘した一方で「これま...

ニイタカ 純利益59.2%増で株価大幅高

洗剤・除菌剤・固形燃料などのニイタカ<4465>は、3月27日に2019年6~2020年2月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比59.2%増となりました。

新コロナウイルスの影響でアルコール製剤が売れたとのことです。

通期の業績予想は据え置きとのことです。

これを受け今日のニイタカの株価は大幅高となりました。

ニイタカ<4465>2,997+197 (+7.04%)
ニイタカの19年6月~20年2月期、純利益59.2%増9億5200万円 - 日本経済新聞
ニイタカが27日に発表した2019年6月~20年2月期の連結決算は、純利益が前年同期比59.2%増の9億5200万円となった。売上高は前年同期比4.5%増の135億円、経常利益は前年同期比55.8%増の13億円、営業利益は前年同期比58.6%増の12億円だった。利益については、売上の増加に加え、原材料費率が低下したこと...

今日の注目決算

今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。

しまむら

アパレルのしまむら<8227>は、3月30日に2020年2月期の決算を発表しました。

純利益は前期比18%減となりました。

2021年2月期の業績予想は開示していません。

しまむらの20年2月期、純利益18%減 冬物振るわず 今期予想は未定 - 日本経済新聞
しまむらが30日発表した2020年2月期の連結決算は、純利益が前の期比18%減の131億円だった。暖冬の影響で冬物衣料の販売が振るわなかったほか、不採算店舗の減損損失や繰り延べ税金資産の取り崩しに伴う税負担も重荷だった。売上高は4%減の5219億円、営業利益は10%減の229億円だった。売り上げの過半を占める「ファッシ...

明日に向けての注目点

国外については、特に大きな予定はありません。

国内については、明日の取引時間開始前に以下の指標の発表があります。

  • 2月 失業率、有効求人倍率
  • 2月 鉱工業生産
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