こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
昨晩の米国市場は、3指数とも上昇しました。
この日発表された前週分の新規雇用保険申請件数は、328万件とリーマン・ショック時を超えるような悪い結果だったのですが、それには全く反応せず大規模経済対策への期待で株が買われました。
NYダウ | 22,552.17 | +1,351.62 (+6.38%) |
NASDAQ | 7,797.53 | +413.24 (+5.60%) |
S&P500 | 2,630.07 | +154.51 (+6.24%) |

米国のGDPは個人消費の割合が高いので、雇用の状況はとても重要とされてきたのですが、ここに来ていきなり無視してきました。
あれは嘘だったのでしょうか。


今日の日本市場
今日の日本市場は、主要な指数すべてが反発しました。
日経平均は昨晩の米国市場の流れを引き継いで高く始まり、途中上げ幅を縮める場面もありましたが、引け間際に配当の再投資らしき買いが入って高値引けとなりました。
日経平均 | 19,389.43 | +724.83 (+3.88%) |
TOPIX | 1,459.49 | +60.17 (+4.30%) |
JPX日経400 | 13,058.23 | +532.04 (+4.25%) |
JASDAQ平均 | 3,016.12 | +39.63 (+1.33%) |
マザーズ指数 | 623.02 | +9.04 (+1.47%) |

昨日の夕方には3月の月例経済報告の発表があり、景気判断が下方修正されましたが、特に相場の材料とはならなかったようです。

以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。
出前館 LINEの実質子会社になるとの発表があり株価ストップ高
メッセージングアプリのLINE<3938>は、出前サイトの出前館<2484>に追加で出資を行い実質子会社化することを3月26日に発表しました。
また、出前館はこの日に2019年9月~2020年2月期の決算を発表し、純利益は9億400万円の赤字でした。
今日の出前館の株価はLINEからの出資の方が好感されストップ高となりました。
出前館<2484> | 760 | +100 (+15.15%) |
LINE<3938> | 5,190 | +110 (+2.17%) |


ゼンリン NTTと資本業務提携して株価大幅高
地図のゼンリン<9474>は、通信のNTT<9432>と資本業務提携することを3月26日に発表しました。
NTTはトヨタ自動車に次ぐ3位の株主になるのだそうです。
これを受け今日のゼンリンの株価は大幅高となりました。
ゼンリン<9474> | 1,126 | +81 (+7.75%) |
NTT<9432> | 2,700 | +112.5 (+4.35%) |

オルトプラス 昨日から「ヒプノシスマイク」配信開始で株価大幅安
スマホゲームの「ヒプノシスマイク-Alternative Rap Battle-」が、昨日から配信開始されたとのことです。
オルトプラスはこの開発に関わっているということで、去年の9月中旬ぐらいから、株価が大幅高となっていました。
しかし、いざ配信が始まってみると、どうやら材料出尽くしのようで、昨日と今日の株価は大幅安となりました。
オルトプラス<3672> | 695 | -140 (-16.77%) |

以前配信延期になったりもしたので、すっかり忘れていましたが、やっと配信が開始されたのですね。

来週に向けての注目点
国外については、今晩米国で以下の指標の発表があります。
- 2月 個人所得、個人支出
来週の主な予定は以下のようになっています。
3月31日(火) | 日本 | 2月 失業率、有効求人倍率 |
2月 鉱工業生産 | ||
中国 | 3月 製造業PMI、非製造業PMI | |
米国 | 3月 消費者信頼感指数 | |
4月1日(水) | 日本 | 1~3月 日銀短観 |
3月 新車販売、軽自動車販売 | ||
中国 | 3月 製造業PMI(財新) | |
米国 | 3月 ADP雇用統計 | |
3月 ISM製造業景況指数 | ||
4月2日(木) | 米国 | 2月 貿易収支 |
4月3日(金) | 中国 | 3月 非製造業PMI(財新) |
米国 | 3月 雇用統計 | |
3月 ISM非製造業景況指数 |