こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
昨晩の米国市場は3指数とも上昇しました。
新型肺炎拡大を受けての中国の景気支援策への期待から、関連する株が買われました。
NYダウ | 29,348.03 | +115.84 (+0.40%) |
NASDAQ | 9,817.18 | +84.43 (+0.87%) |
S&P500 | 3,386.15 | +15.86 (+0.47%) |
この日発表された1月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.5%上昇し、市場予想を大きく上回りました。
1月の住宅着工件数は前月比3.6%減でしたが、これも市場予想を上回りました。
今日の日本市場
今日の日本市場は、まちまちの動きとなりました。
昨晩ドル円が大きく円安の方向に進み111円台に乗ったこともあって、日経平均は大きく上昇して始まり、一時上げ幅が400円を超える場面もありました。
しかし、昼の時間帯にクルーズ船の乗客2人が新型肺炎で亡くなったと伝わると、午後は一気に上げ幅を縮めてしまいました。
日経平均 | 23,479.15 | +78.45 (+0.34%) |
TOPIX | 1,674.48 | +2.62 (+0.16%) |
JPX日経400 | 15,037.10 | +21.16 (+0.14%) |
JASDAQ平均 | 3,712.78 | -6.91 (-0.19%) |
マザーズ指数 | 823.30 | -6.85 (-0.83%) |
今日は中国で利下げも発表されました。
また、米国のCDCは日本と香港への「渡航注意情報」を出しました。
以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。
7&iHD 米国のコンビニを買収するとの報道で株価大幅安
コンビニの7&iHD<3382>が米国の石油精製会社から、ガソリンスタンド併設型のコンビニ事業を買収する交渉に入ったとの報道が今日の取引時間中にありました。
この報道が伝わると7&iHDの株価はすぐマイナスに転じ、その後どんどん下げ幅を拡大していきました。
7&iHD<3382> | 3,920 | -376 (-8.75%) |
時価総額3兆5千億円の7&iHDが、2兆4千億円の買い物をしようとしているので、とりあえず驚きが先に来たようです。
ファミリーマート 1025人の希望退職を発表し株価下落。
コンビニのファミリーマート<8028>は、全社員のうちの15%にあたる1025人が希望退職すると、2月19日に発表しました。
これを受け今日のファミリーマートの株価は、最初はプラスで推移していましたが、結局最後はマイナスに転じてしまいました。
ファミリーマート<8028> | 2,508 | -8 (-0.32%) |
ソフトバンクG 5000億円の借り入れを発表し株価大幅高
投資ファンド運営のソフトバンクG<9984>は、通信子会社のソフトバンク<9434>の株式の一部を担保に5000億円の借り入れを行うと、2月19日に発表しました。
これを受け今日のソフトバンクGの株価は大幅高となりました。
ソフトバンクG<9984> | 5,531 | +180 (+3.36%) |
ソフトバンク<9434> | 1,484.5 | -10.5 (-0.70%) |
カプコン 「モンハン ライダーズ」配信開始で株価大幅高
ゲームのカプコン<9697>は、モンスターハンターシリーズのスマホゲーム「モンスターハンター ライダーズ」を2月19日から配信開始しました。
これを受け今日のカプコンの株価は大幅高となり、昨年来高値をつけました。
カプコン<9697> | 3,455 | +120 (+3.60%) |
前田道路 1株あたり650円の配当を検討しているとの報道で株価大幅安
筆頭株主の前田建設工業<1824>から敵対的TOBを受けている前田道路<1883>が、その対策として1株につき650円の特別配当を検討しているという報道が今日ありました。
これを受け今日の前田道路の株価は大幅安となりました。
前田道路<1883> | 3,400 | -310 (-8.36%) |
前田建設工業<1824> | 1,067 | -17 (-1.57%) |
会社の価値を下げてでもTOBをさせたくないということですね。
明日に向けての注目点
国外については、今晩米国では以下の指標の発表があります。
- 2月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
国内については、明日以下の指標の発表があります。
- 1月 全国消費者物価指数(CPI)
- 1月 食品スーパー売上高
- 1月 全国百貨店売上高
今日の取引時間終了後には、1月のコンビニ売上高の発表がありました。
既存店の売上高は前年同月比0.4%増だったとのことです。
また、2月の月例経済報告の発表もありました。
これまでの判断を維持して「緩やかに回復している」ということになりました。