こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
昨晩の米国市場は、まちまちの動きとなりました。
前日にアップル<AAPL>が新型肺炎の影響で1~3月期の売上高予想には届かないと発表したことを受け、半導体関連を中心に株が売られました。
それでもNASDAQだけは終値ベースで過去最高値を更新しました。
NYダウ | 29,232.19 | -165.89 (-0.56%) |
NASDAQ | 9,732.74 | +1.56 (+0.02%) |
S&P500 | 3,370.29 | -9.87 (-0.29%) |
アップル<AAPL> | 319.00 | -5.95 (-1.83%) |
この日発表された、2月のニューヨーク連銀製造業景気指数は12.9となり、市場予想を上回りました。
小売りのウォルマート<WMT>は、取引時間開始前に2019年11~2020年1月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比12%増となりました。
ウォルマート<WMT> | 119.63 | +1.74 (+1.48%) |
欧州の出来事
ドイツでは2月のZEW景況感調査の結果発表がありました。
新型肺炎の影響を懸念して前月の26.7から大きく低下して8.7となり、市場予想を下回りました。
今日の日本市場
今日の日本市場は、主要な指数すべてが反発しました。
日経平均は米国市場でのアップルの株価下落が限定的だったことを受け反発。
電子部品関連や半導体関連を中心に買い戻しが進みました。
今日はドル円も110円台に乗ってきましたね。
日経平均 | 23,400.70 | +206.90 (+0.89%) |
TOPIX | 1,671.86 | +6.15 (+0.37%) |
JPX日経400 | 15,015.94 | +61.68 (+0.41%) |
JASDAQ平均 | 3,719.69 | +24.44 (+0.66%) |
マザーズ指数 | 830.15 | +21.53 (+2.66%) |
取引時間開始前に発表された12月の機械受注は前月比12.5%減となり、市場予想を下回りました。
11月が高かったのは、鉄道車両の大きい案件があったからです。
また、1月の貿易統計(通関ベース)の発表もあり、3カ月連続の赤字となりました。
以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。
富士通 ローカル5Gの無線局予備免許を付与され株価上昇
ITサービスの富士通<6702>は、2月18日に全国で初めてローカル5Gの無線局予備免許を付与されました。
これを受け今日の富士通の株価は上昇しました。
富士通<6702> | 12,680 | +330 (+2.67%) |
ローソン レジ無し店舗の実証実験を開始すると発表し株価上昇
コンビニのローソン<2651>は、レジ無しで自動決済する実証実験の店舗をオープンすると、2月18日に発表ししました。
これを受け今日のローソンの株価は上昇しました。
ローソン<2651> | 6,280 | +80 (+1.29%) |
そのうちこういうコンビニが増えていくのでしょうが、スマホの誤動作とかで店舗に閉じ込められるんじゃないかと不安になります。
SUMCO 自社株買いを発表し株価大幅高
シリコンウエハのSUMCO<3436>は、218万株、33億円を上限とする自社株買いをすると、2月18日に発表しました。
これを受け今日のSUMCOの株価は大幅高となりました。
SUMCO<3436> | 1,868 | +74 (+4.12%) |
清水銀行 SBIとの資本業務提携で株価上昇
SBIホールディングス<8473>は、清水銀行<8364>と資本業務提携をすると発表しました。
地銀連合構想の一環で、島根銀行<7150>、福島銀行<8562>、筑邦銀行<8398>に続く4つ目となります。
これを受け今日の清水銀行の株価は上昇しました。
清水銀行<8364> | 1,989 | +22 (+1.12%) |
SBI<8473> | 2,451 | +22 (+0.91%) |
4つ目ともなると上げ幅が小さく、盛り上がりに欠けますね。
トレンドマイクロ 今期純利益2.3%減予想で株価下落
セキュリティソフトのトレンドマイクロ<4704>は、2月18日に2019年12月期の決算を発表しました。
純利益は前期比1.3%減となりました。
併せて2020年12月期の業績予想を発表。
純利益は前期比2.3%減になりそうだとのことです。
これを受け今日のトレンドマイクロの株価は下落しました。
トレンドマイクロ<4704> | 5,850 | -30 (-0.51%) |
明日に向けての注目点
国外については、今晩米国では以下の指標の発表があります。
- 1月 卸売物価指数(PPI)
- 1月 住宅着工件数
国内については、明日以下の指標の発表があります。
- 2月 月例経済報告
また、今日の取引時間終了後に1月の訪日外国人客数の発表がありました。
前年同月比1.1%減だったとのことです。
新型肺炎の影響は来月発表の数字に出てくるようです。