こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
昨晩の米国市場は3指数とも反発しました。
NYダウは以下のような理由から上昇しました。
- 前日の大幅安に対する自立反発
- 上海市場の下落幅が想定内だったこと
- 1月のISM製造業景況指数が50.9と半年ぶりに50を超えたこと
NYダウ | 28,399.81 | +143.78 (+0.51%) |
NASDAQ | 9,273.40 | +122.46 (+1.34%) |
S&P500 | 3,248.92 | +23.40 (+0.73%) |


個別では電気自動車のテスラ<TSLA>の株価が大幅高となりました。
バッテリーを供給しているパナソニック<6752>の決算が対テスラで黒字になったことが好感されました。
テスラ<TSLA> | 780.00 | +129.43 (+19.89%) |

去年の6月頭と比べて株価が4倍以上になっています。
どこまで上がって行くのでしょうか?

取引時間終了後の決算発表
Googleの持ち株会社アルファベット<GOOG><GOOGL>は、2019年10~12月期の決算を発表しました。
売上高は前年同月比17%増となりましたが、市場予想には届かなかったようで、時間外の株価は大幅安となっています。

今日の日本市場
今日の日本市場は主要な指数すべてが反発しました。
日経平均はマイナスで始まったものの、他のアジア市場が堅調に始まったことを受けプラスに転じました。
日経平均 | 23,084.59 | +112.65 (+0.49%) |
TOPIX | 1,684.24 | +11.58 (+0.69%) |
JPX日経400 | 15,090.01 | +98.65 (+0.66%) |
JASDAQ平均 | 3,785.98 | +18.26 (+0.48%) |
マザーズ指数 | 836.92 | +13.64 (+1.66%) |

以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。
パナソニック テスラ向け事業が黒字になって株価大幅高
総合家電のパナソニック<6752>は、2月3日に2019年4~12月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比3%増となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
今日のパナソニックの株価はテスラ向け事業が黒字になったことなどを受け大幅高となり、昨年来高値をつけました。
パナソニック<6752> | 1,183.5 | +108 (+10.04%) |

NTTドコモ 総務相から回線レンタル料の値下げを要請され株価下落
NTTドコモ<9437>が格安SIMの会社などに通話回線を貸し出すときの料金が高いということで、日本通信が文句を言っている件について、総務相がドコモに対して値下げの要請をしたとの報道が今日ありました。
これを受けNTTドコモの株価は下落、日本通信の株価は大幅高となりました。
NTTドコモ<9437> | 3,021 | -63 (-2.04%) |
日本通信<9424> | 250 | +10 (+4.17%) |

WSCOPE 旭化成から訴えられて株価ストップ安
リチウムイオン電池のセパレーターに関する特許を侵害したとして、旭化成<3407>がWSCOPE<6619>を訴えたとの報道が今日ありました。
これを受け今日のWSCOPE<6619>の株価はストップ安となりました。
WSCOPE<6619> | 735 | -150 (-16.95%) |
旭化成<3407> | 1,135 | +10 (+0.89%) |

村田製作所 純利益13%減でも株価大幅高
電子部品の村田製作所<6981>は、2月3日に2019年4~12月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比13%減となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
併せて配当予想の増額を発表しました。
これを受け今日の村田製作所の株価は大幅高となりました。
村田製作所<6981> | 6,516 | +267 (+4.27%) |

オリックス 純利益3%増で株価大幅高
リースなどのオリックス<8591>は、2月3日に2019年4~12月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比3%増となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
今日のオリックスの株価は証券会社が目標株価を引き上げたこともあって大幅高となり、昨年来高値をつけました。
オリックス<8591> | 1,926.5 | +86.5 (+4.70%) |

HOYA 純利益2%増で株価下落
レンズのHOYA<7741>は、今日の取引時間中に2019年4~12月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比2%増となりました。
併せて通期の業績予想を開示しました。
純利益は1%増になりそうだとのことです。
この決算が物足りなかったのか、発表直後にHOYAの株価は急落しました。
HOYA<7741> | 10,290 | -300 (-2.83%) |

キッコーマン 純利益5%増で株価大幅高
お醤油のキッコーマン<2801>は、今日の前引け後に2019年4~12月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比5%増となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
進捗率が80%超えとなっていることなどから、キッコーマンの株価は大幅高となりました。
キッコーマン<2801> | 5,460 | +300 (+5.81%) |

今日の注目決算
今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。
ソニー
スマホのカメラやゲームのソニー<6758>は、2月4日に2019年4~12月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比31%減となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比41%減としていましたが、今回36%減へと改めました。

ワークマン
作業服のワークマン<7564>は、2月4日に2019年4~12月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比47.4%増となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比11%増としていましたが、今回37%増へと改めました。

武田薬品工業
医薬品の武田薬品工業<4502>は、2月4日に2019年4~12月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比74.1%減となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では2730億円の赤字としていましたが、今回1620億円の赤字へと改めました。
営業利益は1100億円の赤字としていましたが、100億円の黒字へと改めました。

カプコン
ゲームのカプコン<9697>は、2月4日に2019年4~12月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比42.3%増となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比11.5%増としていましたが、今回23.5%増へと改めました。

明日に向けての注目点
国外については、今晩米国で以下のような決算発表もあります。
- ウォルト・ディズニー<DIS>
- フォード・モーター<F>
国内については、明日の取引時間中に以下のような決算発表があります。
- 帝人<3401>
- 双日<2768>
- 日本水産<1332>
- 三井化学<4183>
- SUBARU<7270>
- 伊藤忠商事<8001>
- 三菱商事<8058>
- 丸紅<8002>
取引時間終了後には以下のような決算発表があります。
- 協和キリン<4151>
- Zホールディングス<4689>
- AGC<5201>
- 古河電気工業<5801>
- 住友電気工業<5802>
- フジクラ<5803>
- ミネベアミツミ<6479>
- コンコルディアFG<7186>
- マツダ<7261>
- パンパシフィック<7532>
- ふくおかFG<8354>
- 東京建物<8804>
- スクエニHD<9684>