こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
先週末の米国市場
先週末の米国市場は3指数とも反落しました。
香港人権法が成立したことで、米中貿易協議の先行きに対する懸念から株が売られました。
NYダウ | 28,051.41 | -112.59 (-0.40%) |
NASDAQ | 8,665.47 | -39.70 (-0.46%) |
S&P500 | 3,140.98 | -12.65 (-0.40%) |

今日の日本市場
今日の日本市場は、主要な指数の中ではマザーズ指数だけがマイナスで、その他はプラスとなりました。
11月30日に発表された中国国家統計局の11月の製造業PMIが7カ月ぶりに50を超えたことや、米国の年末商戦が好調にスタートを切ったことが好感されました。
日経平均とTOPIXは終値ベースで年初来高値をつけました。
JASDAQ平均は7日続伸して、年初来高値を更新しました。
日経平均 | 23,529.50 | +235.59 (+1.01%) |
TOPIX | 1,714.49 | +15.13 (+0.89%) |
JPX日経400 | 15,324.80 | +141.51 (+0.93%) |
JASDAQ平均 | 3,685.54 | +20.72 (+0.57%) |
マザーズ指数 | 911.51 | -3.63 (-0.40%) |


取引時間中には中国の財新の製造業PMIも発表されました。
3年ぶりの高水準だったとのことです。
午後には国内の11月の新車販売台数の発表もありました。
軽自動車も含めた全体で前年同月比12.7%減だったとのことです。

以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。
任天堂 米国の年末商戦が好調との報道で株価上昇
先週のブラックフライデーから始まった、米国の年末商戦が好調との報道がありました。
Nintendo Switchもランキングの上位に来ているとのことで、今日の任天堂<7974>の株価は上昇し、年初来高値をつけました。
任天堂<7974> | 43,240 | +890 (+2.10%) |

内田洋行、ウチダエスコ 決算好調で株価ストップ高
オフィス用品の内田洋行<8057>とその系列のウチダエスコ<4699>は、7月21日~10月20日期の決算を11月29日に発表しました。
どちらも好決算でしたが、特にウチダエスコは純利益が前年同期比4.8倍と大幅増となりました。
学校関連のICT需要が好調だったとのことです。
これを受け内田洋行とウチダエスコの今日の株価はどちらもストップ高買い気配のままとなりました。
内田洋行<8057> | 5,240 | +705 (+15.55%) |
ウチダエスコ<4699> | 3,460 | +500 (+16.89%) |


学研HD 株式分割発表で株価上昇
教育関係の学研HD<9470>は、2020年3月31日付で1株を4株に分割する株式分割を行うことを11月29日に発表しました。
これを受け今日の学研HDの株価は上昇しました。
学研HD<9470> | 7,490 | +140 (+1.90%) |
スマレジ 累積取扱高が2兆円を超え株価大幅高
スマホを使ったレジアプリのスマレジ<4431>は、累積取扱高が2兆円を超えたと11月29日に発表しました。
消費税のポイント還元のからみで、取り扱い量が増えたようです。
これを受け今日のスマレジの株価は大幅高となりました。
スマレジ<4431> | 2,870 | +170 (+6.30%) |
エイチワン 中国の同業他社と合弁会社設立で株価大幅高
車体骨格のエイチワン<5989>は、中国の同業他社と合弁会社を設立すると11月29日に発表しました。
これを受け今日のエイチワンの株価は大幅高となりました。
エイチワン<5989> | 845 | +96 (+12.82%) |

今日の注目決算
今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。
ピジョン
育児用品のピジョン<7956>は、2~10月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比21.8%減となりました。

伊藤園
お茶の伊藤園<2593>は、5~10月期の決算を発表しました。
純利益は前年同期比2.6%増となりました。

明日に向けての注目点
国外については、米国で以下の指標の発表があります。
- 11月 ISM製造業景況指数
国内については、特に大きな予定はありません。