【今日の市況】日経平均反発、ペッパーフードサービス 業績予想を赤字に修正して株価大幅安など

株式

こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

昨晩の米国市場は、まちまちの動きとなりました。

米中貿易協議についていろいろな報道が出てくるものの、決定的なものがなく膠着状態となりました。

S&P500は終値ベースで最高値を更新しました。

この日の朝に発表されたウォルマート<WMT>の決算は、市場予想を上回ったのですが、株価は利益確定売りで下がってしまいました。

前日に決算を発表したシスコシステムズ<CSCO>は、今期の売上高の見通しが市場予想を下回り、株価は大幅安となりました。

NYダウ27,781.96-1.63 (-0.01%)
NASDAQ8,479.01-3.08 (-0.04%)
S&P5003,096.63+2.59 (+0.08%)
ウォルマート<WMT>120.65-0.33 (-0.27%)
シスコシステムズ<CSCO>44.91-3.55 (-7.33%)
NYダウ反落し、1ドル安 米中協議にらみ様子見 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=古江敦子】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に6営業日ぶりに反落し、前日比1ドル63セント安の2万7781ドル96セントで終えた。連日のように過去最高値を更新した後とあって、過熱感を警戒した売りに押される場面が多かった。ただ、米中貿易交渉を見極めたいとして持ち高を一方向に傾ける取引は手...
米シスコの売上高見通し、市場予想に届かず-株価一時4%安
ネットワーク機器メーカーの米シスコシステムズが13日に示した売上高見通しは精彩を欠く内容で、米中通商対立の長期化を懸念する企業のハードウエア購入先送りの動きを浮き彫りにした。株価は決算発表後の時間外取引で一時約4%下落した。

取引時間終了後にはエヌビディア<NVDA>の8~10月期の決算発表がありました。

純利益は前年同期比27%減となりました。

エヌビディア27%減益 8~10月、マイナス幅は縮小 - 日本経済新聞
【シリコンバレー=佐藤浩実】米半導体大手のエヌビディアが14日発表した2019年8~10月期決算は純利益が前年同期比27%減の8億9900万ドル(約975億円)だった。主力のゲームやデータセンター向けの売り上げが前年の水準に届かず、4四半期連続の減益となった。ただマイナス幅は5~7月期の50%減から大幅に縮小するなど、...

今日の日本市場

今日の日本市場は、主要な指数すべてが反発しました。

9:30頃にクドロー米国家経済会議委員長が、米中貿易協議の第1段階の合意がとりまとめに近づいていると述べたとの報道があり、日経平均は先物主導で一気に上昇。

その後大引けまでその水準で推移しました。

日経平均23,303.32+161.77 (+0.70%)
TOPIX1,696.67+12.27 (+0.73%)
JPX日経40015,135.03+97.63 (+0.65%)
JASDAQ平均3,557.57+11.50 (+0.32%)
マザーズ指数853.63+2.07 (+0.24%)
クドロー氏、米中は第1段階の合意で取りまとめに近いー記者団に
クドロー米大統領国家経済会議(NEC)委員長は14日、米中貿易協議の第1段階の合意に関して「米国側は現在毎日彼らと連絡を取っている」と述べた。

以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。

ペッパーフードサービス 業績予想を赤字に修正して株価大幅安

「いきなり!ステーキ」でおなじみのペッパーフードサービス<3053>は、11月14日に1~9月期の決算を発表しました。

純利益は19億円の赤字となりました。

併せて通期の業績予想の下方修正を発表。

純利益を従来予想の15億円の黒字から、25億円の赤字へと改めました。

また、配当予想を15円から無配へと変更。

お店も44店閉鎖するとのことです。

これを受け今日のペッパーフードサービスの株価は大幅安となり、年初来安値をつけました。

ペッパーフードサービス<3053>1,410-203 (-12.59%)
ペッパーフードサービスの19年1~9月期、最終損益19億円の赤字 - 日本経済新聞
ペッパーフードサービスが14日に発表した2019年1~9月期の連結決算は、最終損益が19億円の赤字(前年同期は11億円の黒字)となった。売上高は前年同期比15.2%増の518億円、経常利益は前年同期比99.2%減の1900万円、営業利益は前年同期比98.2%減の4400万円だった。ステーキの店舗同士の競合などの影響によ...
ぺッパーフード営業赤字、「いきなり」不振 19年12月期 - 日本経済新聞
ぺッパーフードサービスは14日、2019年12月期の連結営業損益が7億3100万円の赤字(前期は38億円の黒字)になりそうだと発表した。20億円の黒字としていた従来計画から一転、赤字となる。ステーキ店「いきなり!ステーキ」の不振を踏まえ、同社が運営する全店の1割弱にあたる44店を閉店する。人件費などコスト増も響く。19...

電通 純利益92%減でも株価大幅高

広告代理店の電通<4324>は、11月14日に1~9月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比92%減となりました。

ただし、これは前年同期にカカクコム<2371>の株を売却したことによる反動なのだそうです。

通期の業績予想は据え置きとのこと。

これを受け今日の電通の株価は大幅高となりました。

電通<4324>4,165+260 (+6.66%)
電通、1~9月期純利益9割減 カカクコム株売却の反動で - 日本経済新聞
電通が14日発表した2019年1~9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比92%減の47億円だった。前年同期にカカクコム株を売却して、500億円強の利益を計上した反動が出た。買収費用など一時的な要因を除いた調整後営業利益は16%減の755億円だった。中国やオーストラリアの事業不振が響いた。売上高にあたる収...

日本郵政、かんぽ生命 決算発表であく抜け感が出て株価大幅高

日本郵政<6178>は11月14日に4~9月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比6%増となりました。

通期の業績予想は据え置きとのことです。

かんぽ生命保険<7181>は11月14日に4~9月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比11増%となりました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比23%減の減益としていましたが、今回11%増の増益へと改めました。

これを受け今日の日本郵政とかんぽ生命保険の株価は大幅高となりました。

日本郵政<6178>1,054+52 (+5.19%)
かんぽ生命保険<7181>1,859+103 (+5.87%)

保険の不適切販売問題で販売を自粛していたら、コストが減って利益が増えたんじゃと。

それはうれしくない話ですね。

この先どうするつもりなのでしょうか。

日本郵政の4~9月期、純利益6%増 子会社の増益が寄与 - 日本経済新聞
日本郵政(6178)が14日発表した2019年4~9月期の連結決算で、純利益は前年同期比6%増の2365億円だった。傘下のかんぽ生命が営業自粛に伴う販売費用の減少で増益となったほか、中核の郵便事業で小型郵便「ゆうパケット」が好調だったことなどが寄与した。一般事業会社の売上高にあたる経常収
かんぽ生命の今期、純利益11%増の1340億円に上振れ - 日本経済新聞
かんぽ生命保険(7181)は14日、2020年3月期(今期)の連結業績予想で、純利益が前期比11%増の1340億円になりそうだと発表した。従来の23%減、930億円から一転増益予想とした。不適切な保険販売が見つかった問題を受けて7月から積極的な営業を自粛しており、販売費用などが減ったことが寄与する。同日発表した19年4...
かんぽ新規契約34%減、4~9月 不適切販売が響く - 日本経済新聞
かんぽ生命保険は14日、2019年4~9月の個人保険の新規契約が58万件と前年同期の88万件から34%減ったと発表した。不適切販売問題を受けて7月から積極的な営業を自粛していることが響いた。足元の新規契約は「前年の1割程度」(堀金正章副社長)といい、影響が広がっている。 同社は保険料の二重徴収など不利益を与えた疑いのあ...

オルトプラス 赤字幅縮小で株価ストップ高

ゲーム開発のオルトプラス<3672>は、11月14日に2019年9月期の決算を発表しました。

純利益は10億円の赤字となりました。

オルトプラスの今日の株価は、赤字幅が縮小したことが好感されストップ高となりました。

ヒプノシスマイクの配信が延期になったことで、今週は大きく株価が下がっていましたが、ちょっと戻しましたね。

オルトプラス<3672>755+100 (+15.27%)
オルトプラスの19年9月期、最終損益10億円の赤字 - 日本経済新聞
オルトプラスが14日に発表した2019年9月期の連結決算は、最終損益が10億円の赤字(前期は14億円の赤字)となった。売上高は前期比6.5%減の41億円、経常損益は9億4200万円の赤字(前期は13億円の赤字)、営業損益は9億

すかいらーく 純利益10%増で株価大幅高

ファミレスのすかいらーくホールディングス<3197>は、11月14日に1~9月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比10%増となりました。

通期の行背予想は据え置きとのことです。

これを受け今日のすかいらーくの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。

すかいらーくHD<3197>2,122+93 (+4.58%)
すかいらーくの1~9月期、純利益10%増 積極出店や単価上昇で - 日本経済新聞
すかいらーくホールディングス(3197)が14日発表した2019年1~9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比10%増の105億円だった。積極的な新規出店やメニューの見直しで客単価が上昇して採算が改善した。売上高にあたる売上収益は3%増の2852億円、営業利益は6%増の199億円だった。唐揚げ店「から好し...

KADOKAWA 業績予想上方修正で株価大幅高

出版、映像、ゲームなどのKADOKAWA<9468>は、11月14日に4~9月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比2%減となりました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では38億円の黒字としていましたが、今回95億円の黒字へと改めました。

これを受け今日のKADOKAWAの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。

KADOKAWA<9468>1,591+92 (+6.14%)
カドカワ、今期純利益95億円に上方修正 - 日本経済新聞
KADOKAWAは14日、2020年3月期の連結最終損益が95億円の黒字(前期は40億円の赤字)になりそうだと発表した。38億円の黒字を見込んでいた従来計画から57億円引き上げた。「ニコニコ動画」を運営する傘下のドワンゴでの構造改革が想定よりも早く進み採算が大きく改善する。年間配当は従来計画より10円増やし30円(前期...

Zホールディングス、LINE、ZOZOの株価は大幅安

経営統合の話で昨日大幅高となったZホールディングス<4689>とLINE<3938>は、今日は利益確定売りで大幅安。

TOBが終了しZホールディングスの連結子会社となったZOZO<3092>も、昨日に引き続き大幅安となりました。

Zホールディングス<4689>417-32 (-7.13%)
LINE<3938>5,040-250 (-4.73%)
ZOZO<3092>2,384-133 (-5.28%)
ZHD、ZOZOへのTOB終了 13日付で子会社化 - 日本経済新聞
Zホールディングスは14日、衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZOへのTOB(株式公開買い付け)が終了したと発表した。発行済み株式の50.1%を約4007億円で取得する。これにより、ZOZOは13

来週に向けての注目点

国外については、今晩米国で以下のような指標の発表があります。

  • 11月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
  • 10月 小売売上高
  • 10月 鉱工業生産

来週の主な予定は以下のようになっています。

11月20日(水)日本10月 コンビニ売上高
10月 訪日外国人客数
11月21日(木)日本10月 全国スーパー売上高
米国11月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
11月22日(金)日本10月 全国消費者物価指数(CPI)
10月 全国百貨店売上高
米国11月 製造業PMI、非製造業PMI
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