【今日の市況】日経平均続伸、資生堂 純利益10%増で株価大幅高など

株式

こんにちは、進化型タヌキです。

お盆の時期を狙って台風10号が迫って来ています。

本当に感じの悪いやつです。

では、今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

昨晩の米国市場は、3指数とも上昇しました。

中国の7月の貿易収支で輸出が増加し、景気減速の懸念が和らいだことにより、買い戻しが広がりました。

NYダウ26,378.19+371.12 (+1.43%)
NASDAQ8,039.15+176.33 (+2.24%)
S&P5002,938.09+54.11 (+1.88%)
中国7月輸出は予想外の増加、3月以来の高い伸び 輸入は減少
中国税関総署が8日発表した7月の貿易統計によると、市場の予想に反して輸出が増加し、3月以来の大幅な伸びとなった。輸入は減少が続いた。

また、取引時間終了後にライドシェアのウーバー<UBER>の4~6月期決算が発表されました。

52億ドルの赤字だったとのことです。

ウーバー、4-6月期は52億ドルの赤字-売上高は市場予想下回る
配車サービスのウーバー・テクノロジーズが8日公表した4-6月(第2四半期)決算では、調整後売上高が市場予想に届かず、純損益は52億4000万ドル(約5550億円)の赤字だった。過去最大の赤字を記録した同社は、成長性や早期の黒字転換の可能性を投資家に確信させることはできなかった。

今日の日本市場

今日の日本市場は、各指数まちまちの結果となりました。

日経平均はNY市場の流れを引き継いで続伸しましたが、新興市場は反落しました。

日経平均20,684.82+91.47 (+0.44%)
TOPIX1,503.84+5.18 (+0.35%)
JASDAQ平均3,379.16-5.54 (-0.16%)
マザーズ指数871.74-4.33 (-0.49%)

また、今日は2QのGDP速報値が発表され、年率換算1.8%増でした。

10連休の旅行などで個人消費が伸びたとのことです。

GDP実質1.8%増 4~6月期年率、消費などがけん引 - 日本経済新聞
内閣府が9日発表した4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除く実質で前期比0.4%増、年率換算では1.8%増だった。3四半期連続のプラス成長となった。1~3月期は年率換算で2.8%増だった。個人消費が伸びたことや積極的な設備投資がプラス成長に寄与した。QUICKが集計した民間予測の中央値は前期比0....

以下、個人的に気になった日本市場の出来事をいくつかご紹介します。

資生堂 純利益10%増で株価大幅高

資生堂<4911>は、8月8日に1~6月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比10%増となりました。

併せて通期業績予想を上方修正しました。

この決算が好感され、今日の資生堂の株価は大幅高となりました。

資生堂<4911>7,850+590 (+8.13%)
資生堂の19年12月期、純利益35%増予想に上方修正 税負担軽減で - 日本経済新聞
資生堂は8日、2019年12月期の連結純利益が前期比35%増の830億円になりそうだと発表した。従来予想は23%増の755億円だった。米子会社の含み損を本社に移転したことにともない税負担が減る。売上高は6%増の1兆1640億円を見込み、従来予想していた7%増の1兆1720億円から引き下げた。足元の円高進行にともない営業...

東レ 純利益1%減でも株価大幅高

繊維大手の東レ<3402>は、今日の取引時間中に4~6月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比1%減となりました。

この決算は市場予想を上回っていたため、今日の東レの株価は大幅高となりました。

東レ<3402>746.5+43.1 (+6.13%)
東レの4~6月期、純利益1%減 米中摩擦「世界経済への影響問題」 - 日本経済新聞
東レが9日発表した2019年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比1%減の226億円だった。米中貿易摩擦が影を落とし売上高が伸びないなか、投資有価証券の売却益が前年同期より減ったことなどで微減益となった。売上高は1%減の5441億円だった。米中貿易摩擦や中国景気の減速を受けて市況が低迷した繊維事業や、自動車や家電用...

テルモ 純利益26%増で株価大幅高

医療機器大手のテルモ<4543>は、8月8日に4~6月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比26%増となりました。

この決算を受けて、今日のテルモの株価は大幅高となりました。

テルモ<4543>3,314+178 (+5.68%)
テルモの4~6月、純利益26%増え過去最高 - 日本経済新聞
テルモが8日発表した2019年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比26%増の227億円だった。心臓や脳内の血管の治療に使うカテーテル(医療用細管)関連製品の販売が伸びた。前年同期に膨らんだ為替差損も縮小して、4~6月期として過去最高となった。売上高は7%増の1525億円、営業利益は13%増の291...

ネクソン 純利益8%減で株価大幅安

オンラインゲームのネクソン<3659>は、8月8日に1~6月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比8%減となりました。

これを受け今日のネクソンの株価は、一時ストップ安になるなど大幅安となりました。

ネクソン<3659>1,257-396 (-23.96%)
【詳報】ネクソン、第2四半期の営業益は7.3%減の655億円…『FIFA ONLINE 4』のロイヤリティ費用やクラウド費用が圧迫、日本と北米の赤字は減少 | gamebiz
ネクソンは、本日(8月8日)、第2四半期(2019年4月~6月)の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益1469億(前年同期比6.2%減)、営業利益655億(同7.3%減)、税引前利益838億(同3.5%減)、最終利益725億円(同8.0%減)だった。 中国における主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』 (Dungeo...

ガンホー 純利益75%増でも株価大幅安

「パズドラ」でおなじみのガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、8月8日に1~6月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比75%増となりました。

しかし、4~6月の四半期だけを見ると大幅な減益だったことから、今日のガンホーの株価は大幅安となりました。

ガンホー<3765>2,345-450 (-16.10%)

昨日今日とスマホゲームの会社の決算が出ていますが、どこも厳しいですね。

ガンホーの上半期、パズドラ堅調で純利益75%増 カプコンと協業で攻勢へ
ガンホーの2019年1〜6月連結業績は、増収増益だった。主力のスマホゲーム「パズドラ」のMAUが堅調に推移。下半期はカプコンと共同開発した「TEPPEN」で、収益基盤を強化する。
ガンホー、4~6月は売上高がQonQで32%減、営業利益43%減と大幅な減収減益 『パズドラ』7周年イベントの反動? 『Ragnarok M』も落ち着く | gamebiz
ガンホー・オンライン・エンターテイメントの本日(8月8日)に発表した第2四半期(4~6月)の業績は、売上高が前四半期比(QonQ)で32.7%減の236億円、営業利益が同42.8%減の74億円、経常利益が同43.2%減の74億円、最終利益が同42.8%減の48億円となり、前四半期比では大幅な減収減益だったことがわかった...

新生銀行 筆頭株主が株売却で株価大幅安

新生銀行<8303>は、8月8日に筆頭株主の米投資ファンドが保有株の大部分を売却すると発表しました。

これによる需給の悪化や、新たな筆頭株主が政府になることが嫌気され、今日の新生銀行の株価は大幅安となりました。

新生銀行<8303>1,435-192 (-11.80%)
新生銀株が11%下落、大規模な売り出しは想定外-筆頭株主が売却
新生銀行の株価が一時、前日比11%安の1445円まで下落した。筆頭株主である米投資ファンドが保有株の大半を売却すると決めたことを受け、需給悪化が嫌気された。下落率は2016年2月以来となる3年半ぶりの大きさとなった。

富士フイルム 純利益48%減で株価大幅安

富士フイルムホールディングス<4901>は、4~6月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比48%減となりました。

ミラーレス一眼の入門機の売れ行きが良くなかったとのことです。

これを受け、今日の富士フイルムの株価は大幅安となりました。

富士フイルム<4901>4,715-299 (-5.96%)
富士フイルムの4~6月期、純利益48%減 証券評価損響く - 日本経済新聞
富士フイルムホールディングスが8日発表した2019年4~6月期の連結決算(米国会計基準)は、純利益が前年同期比48%減の146億円だった。持ち分証券評価損などが重荷になった。売上高は5%減の5353億円だった。ミラーレスデジタルカメラの入門モデルの販売が減ったのが響いた。営業利益は1%増の371億円だった。ドキュメント...

メルカリ 137億円赤字で株価大幅安

メルカリ<4385>は、8月8日に2019年6月期の決算を発表しました。

純利益は137億円の赤字となりました。

これを受け、今日のメルカリの株価は大幅安となりました。

メルカリ<4385>2,693-258 (-8.74%)
メルカリ、19年6月期は最終赤字137億円 今後もメルペイなどに積極投資 山田会長「この1年が勝負」
メルカリが2019年6月期の通期連結決算を発表。売上高は前期比44.5%増の516億8300万円、営業利益は121億4900万円の赤字、最終利益は137億6400万円の赤字だった。20年6月期は「勝負の年」と位置付け、成長に向けた投資を加速させる。

今日の注目決算

今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。

JDI

ジャパンディスプレイ<6740>は、4~6月期の決算を発表しました。

純利益は832億円の赤字となりました。

Jディスプレの4~6月期、最終赤字832億円 772億円の債務超過に - 日本経済新聞
経営再建中のジャパンディスプレイが9日発表した2019年4~6月期の連結決算は、最終損益が832億円の赤字(前年同期は17億円の赤字)だった。スマートフォン向け液晶パネルの販売低調が続いた。事業構造改革費用517億円を特別損失として計上したことも響いた。売上高は12%減の904億円だった。スマホやタブレット向けのモバイ...

JFE

鉄鋼大手のジェイ エフ イー ホールディングス<5411>は、4~6月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比65%減となりました。

JFEの今期、純利益45%減の900億円に 鉄鋼事業の採算悪化 - 日本経済新聞
JFEホールディングス(5411)は9日、2020年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比45%減の900億円になる見通しだと発表した。従来は事業利益だけを公表していた。主力の鉄鋼事業の採算が悪化する。同時に従来は未定としていた中間配当は前年同期比25円減の20円とすると発表した。期末配当は引き続き未定とする。売上...

ミクシィ

「モンスト」でおなじみのミクシィ<2121>は、4~6月期の決算を発表しました。

純利益は前年同期比84%減となりました

ミクシィの1Qは85%の営業減益 止まらぬ「モンスト」不調 責任者変更で原点回帰へ
ミクシィが2020年3月期第1四半期の連結決算を発表。売上高が前年同期比39.9%減の207億8000万円、営業利益が同85.2%減の16億3700万円、最終利益が同84.4%減の11億3400万円と減収減益だった。不調が続くモンストの責任者を変更しており、原点に回帰してV字回復を目指すとしている。

来週に向けての注目点

国外については、今日は特に大きなものはありません。

国内は決算発表が続きます。

8月13日(火)の取引時間後には、以下のような決算発表があります。

  • パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>
  • そーせいグループ<4565>
  • RIZAPグループ<2928>
8月12日(月)日本山の日の振り替え休日
8月13日(火)ドイツ8月 ZEW景況感調査
米国7月 消費者物価指数
8月14日(水)日本6月 機械受注
中国7月 鉱工業生産
8月15日(木)米国7月 鉱工業生産
8月16日(金)米国7月 住宅着工件数
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